原史奈 part8

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753萌える名無し画像
勝手に連載小説「なにか?じゃねーよ、バーーーカ!!」第6話

帰りの車中でも会話は弾んでいた。たわいもない会話だったので内容は
もう覚えていないが。
しばらくして、それまでほとんど一人で喋っていた春美が静かになった。
僕はそれをさほど気に留めなかった。いや、気に留めないどころか、これ
で運転に集中できると思ってホッとしてさえいた。
この車で長距離を走るのは初めてだった。100km/h近いスピードを出す
のも。平静を装ってはいたが、内心は冷や汗ものだった。
いくら雪がほとんど溶けているとはいえ、冬道にFRだ。いつ突然、氷に
足元をすくわれないとも限らない。

しばらく、隣に好きな女の子がいる事も忘れて運転に没頭していたが、
さっきから沈黙が続いているのが気になった。
ふと、助手席に目をやると、春美は眠っていた。
754萌える名無し画像:04/08/08 21:40 ID:1QAhoHKv
勝手に連載小説「なにか?じゃねーよ、バーーーカ!!」第7話

僕は戸惑った。
「シート倒してもいい?」とは言っていたけれど、倒したまま、まさか
本当に眠ってしまうとは、無防備すぎないか?
信号待ちの間にじっくり見てみると、背は150cmそこそこなのに、
いい体つきをしている。いつだったか本人はCカップだと言ってたけれ
ど、体が細いせいか、それ以上あるようにも見える。
「どうしよう…。脇道に車止めて、襲っちゃおうか…。」
そんな衝動にかられた。
しかし、春美とは1か月ほど前、ほんの軽い気持ちで胸を触ったら、物
凄い剣幕で怒られて、平謝りしてどうにか仲直りしてもらったばかりだ。
いくら仲良しでも、彼女の性格からして許してはくれないだろう。
でも、こんな状況はそうそうあるもんじゃない。

僕が悩んでいる間も、車は80km/hで走り続けた。