もし、石原慎太郎が総理になったら…

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sageるべきだった……。

>>667
「日本人の深層分析6:創造性の深層」(有斐閣:昭和59年)所収の
「石原慎太郎作品の精神分析」です。
著者は我妻洋。
「太陽の季節」「ヨットと少年」等、石原の初期作品に見られ
る強いオイディプス・コンプレックスに注目。
「一人の作家が一時期に数編の、しかもエディプス的テーマが
ここまで『あからさま』な小説を書いたという例は、石原慎太
郎を覗いて、他にそう多くはないと思われる」と書かれている。

ラスト近くのこの文章も示唆に富んでいる。
「戦後の日本では、長い間続いて生きた儒教的社会規範の規制
力が急激に衰え、父親たちの多くが、少なくともそれまではタ
テマエとしては保っていた権威を失いだした。(中略)こうした
社会心理的状況があったからこそ、エディプス・コンプレック
スを露骨に反映した石原の初期の作品が、大勢の青年たちの間
に共感を呼んだのだと考えることも、あながちこじつけとは限
らぬであろう」