そろそろ言おう,田中真紀子は森並みの馬鹿。

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893やはり真紀子は馬鹿だった。
パウエル、真紀子を翻弄−日米外相会談

 18日に行われた田中真紀子外相とパウエル米国務長官との日米外相会談の検証報道が相次いでおり、真紀子外相が無難に会談をこなしたとの見方が一般的だ。だが、その実態はパウエル国務長官らブッシュ政権側が真紀子外相の取り込みに成功し、日本をミサイル防衛構想に協力させ、集団的自衛権の行使容認に踏み切らせる方向に大いに自信を深めていることが、夕刊フジの取材で判明した。

 今回の真紀子外相の訪米は、対日政策立案・遂行のキーマンであるアーミテージ国務副長官との会談をドタキャンしたほか、イタリアやオーストラリアなどの外相にミサイル防衛構想への疑念を表明し、日米安保体制からの「自立」発言をしたことで、ブッシュ政権内に高まった懸念を払拭するための「釈明の旅」だった。

 真紀子外相はパウエル国務長官との会談で、ミサイル防衛構想について、「日本は理解する」、「日本は欧州やロシアとは違う立場にあり、米国の方向性に共感する」と発言した。

 この発言自体は、日本政府の見解に沿ったものだが、米国の外交事情通は「真紀子外相は自分の保身のためから、他国外相に行ったミサイル防衛構想批判発言を否定した。このことで、日本政府内には、ミサイル防衛構想に前向きに対応せざるをえないとの雰囲気が出てきた。そこにもってきて、真紀子外相がパウエル国務長官に直接、『理解』と明言した。日本がミサイル防衛構想に参加する流れになっていると受け取られても仕方ないでしょう」と指摘する。

 ブッシュ政権は、このミサイル防衛構想をめぐって、中国やロシア゛だけでなく、欧州諸国ともぎくしゃくしている。日本からは何としても前向きな協力をとりつけたいところだ。

 真紀子外相と外務官僚との確執から、リークされた真紀子外相の発言問題を巧みに利用し、ミサイル防衛構想参加への道を開こうというしたたかさがみえる。「ブッシュ政権の対日政策のスタッフは特段に優秀」(日本政府筋)といわれるが、さすがという以外にない。

 このミサイル防衛構想は、憲法が禁じている集団的自衛権行使に抵触するとの見方が一般的だ。北朝鮮などの「ならず者国家」が所有する弾道ミサイルから守るためのグローバルなミサイル防衛網を構築するものだが、ミサイル到達段階ではなく、発射直後の迎撃を目指している。

 発射直後の場合、どの国に向かっているミサイルかはわからず、米国に向かっているミサイルを日本が迎撃してしまうと、これは集団的自衛権の行使にあたるのだ。

 真紀子外相はパウエル国務長官との会談の中で、昨年十月にアーミテージ国務副長官が日本に集団的自衛権行使容認に踏み切るようもとめた対日政策提言についても、「含蓄があり、よいポイントが指摘されている」と発言している。

 パウエル国務長官との会談に先立って行われたライス国家安全保障担当大統領補佐官との会談の最中に、ブッシュ大統領とチェイニー副大統領が飛び入り参加し、真紀子外相はすっかり舞い上がっていた。

 米国の外交事情通は「真紀子外相は『反米』とか『嫌米』ともいわれるが、信念に基づくものでも、筋金入りでもない。米国への感情がよくないとすれば、それは父親の故田中角栄元首相が、米国の陰謀によりロッキード事件ではめられたと思っているからでしょう。ブッシュ政権側もそこのところはよくわかっており、今回、大統領が飛び入りパフォーマンスを見せたのも、真紀子外相取り込みの一環です。真紀子外相のはしゃぎようからすると効果は抜群だったみたいですね」と指摘する。

 外務省主流派や防衛庁は、ブッシュ政権のミサイル防衛構想に参加し、集団的自衛権行使容認に踏み切りたいのが本音。永田町では「真紀子外相と外務官僚との確執が落ち着けば、官僚側からすると、真紀子氏は使える外相とみられる可能性もあります」(事情通)といわれ出している。

 今回の日米外相会談を「100点満点」と評価した小泉純一郎首相はこうした背景がわかっているのか。ある自民党筋は「外交・安保オンチの小泉首相はおそらくわかっていません。小泉政権の後見人を気取っている中曽根康弘元首相ならよくわかっていて、高笑いしているでしょう」と解説している。

http://www.zakzak.co.jp/top/3t2001062008.html