やっぱ民主党政権をつくる必要があるんだね7 

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31無党派さん
<記者>今日の常任幹事会あたりで、田中さんが出した八項目に関しては、納得できるという意見がある一方で、なぜ千葉知事選挙の3日前に離党届を出すのという声があります。そのタイミングについて教えてください。

<田中甲>千葉県知事候補わかい康彦氏は候補者としては非常に将来性のある、資質を持っている知事候補だったと私は今でも思っております。
 しかし選挙におけるわかい選対の労働組合依存の姿というのは残念ながら知事の議席を獲得した場合においても、自治労ならびに労働組合の中において千葉県の行革や、平たい言葉で申し上げるならば県民のための 県政ということが行われる状況になりえない、という従来より組織に依存している民主党の国民政党になり得ない姿の問題点が千葉の知事選挙において強く露呈したという判断を21日の段階で判断し、私の中でこの選挙の選対でこれ以上協力できないという結論を持ちました。
 もちろん提出したことは、冒頭に申し上げましたように、「民主党推薦知事候補を応援しない民主党所属衆議院議員」ということですから、私自身が民主党を離党しないで若井候補を応援しないということは、筋がとおらないということで決断しました。


<記者>幹部とはお会いになってますか? また21日に何かあったのですか?

<田中甲>鳩山代表とお会いしました。22日に。昨晩は菅幹事長と会いました。
 21日の若井選対会議というのは「沼田県政の継承」という事を若井候補に言わせた組合系の姿や、自民党の分裂した一部の県議団と連合の橋渡しで若井候補が事前に会っている、という問題行動が以前あったわけですが、21日私が召集した総支部長会議でぶつかり合いました。

 具体的には私の選挙区では各種団体の推薦を丁重にお断りして選挙をしているわけで、今回の若井候補は民主、社民、自民の一部が推薦する、さらに連合がリードするという形になってますから有権者から見ればかなりしがらみの多い県民のための知事のイメージに繋がらない、という民主党推薦候補者の姿になってました。

 もう少し言うなれば、私の選挙を応援してくれた支持者から見るとしがらみを持たない、というのは今回の知事選挙の候補者は堂本さんである、というものがありまして、堂本さんにシンパシーを持つ私を支持してくださった10万を越す方々にどのように民主党推薦候補の方に振り向けるかという極めて難しい心理戦をしているさなか、支部長会議に参加した選対の幹部の中から、その事情を一向に理解しない、なんとしても民主党の若井現選対を正当化しようとする意見が終始あったものですから、先程申し上げた21日に決断することになりました。

 最後に労働組合のことですが、私は政策的に従来の組合の姿は55年体制である。つまり失業するとハローワーク等、国の責任として失業対策を行えということですが、雇用関係が喪失した組合員は組合関係も失われている、ということが殆どであります。これに対して連合は失業対策は殆ど手がつけられていないといっても過言でありません。ストライキが少なくなっている昨今、組合費がどのように使われているかというのも問題です。組織内候補の場合、お給料を貰い、歳費も貰い、事務所も組合が形を変えて抱えている、という丸抱え議員が存在するということはしがらみが強いということで、国会活動でその組合に対して政策的抵抗はできない。

 それは自民党の業界団体から推薦を貰って立候補し、議席を預かる議員と全く同じ問題を抱えている。つまり国民、有権者から見ると、自民党も民主党もしがらみをもった政党をもっている政党になっている。

 私は鳩山代表と8年間、さきがけ結党からまったくといっていいほど同じ歩調で歩んでまいりましたし、さきがけ離党のときも五十嵐衆議院議員、簗瀬(当時)衆議院議員と離党した経緯があります。「市民が主役」ということで立ち上がった当時の民主党の姿勢とは大きくかけ離れていることは否めません。