477 :
無党派さん:01/12/18 23:20 ID:mW9MQcWY
>>475 私も本当にそう思います。どうして民主党の議員はこのことがわからな
いのでしょうか?
賛同してくれた人が居たので調子に乗ってつけたし。
自分は「言葉で戦う政治家」の時代が来てほしいと思ってる。
だからこそ、もっとネット上で政治家の意見を知ることが出来るようになって欲しい。
その時ニュースになっている事柄についての意見を断片的に発表するだけじゃなくて、
HPを見れば社会全体のテーマについてその人の考え方と取り組みを見て取れるよう
であってほしい。ちょっと難しい言葉づかいでもいいから。
できれば、主な法案に賛成したか反対したか、その理由も見れるといい。
これが当たり前になれば世の中変わると思いません?
投票日が近づいて、誰に入れようか迷って候補者のHPを見ても、都合のいい公約ばかりで
その人がどういう人かまるでわからない、どう違うか判らないでは投票率が下がるのも、タレント
や面白おかしく喋れる人に人気が集まるのもしょうがないと思う。
なんか脱線してるのでsage
479 :
無党派さん:01/12/19 01:04 ID:o81bXXhk
思うのですが・・・
何だか党はもめてますが、おいといて、枝野や前原、菅さんや若手議員の支持者で
政策の勉強、本当にやりませんか?
ここで、そういう声見られて、凄く嬉しいし、実現したい
自慢の出来る組織を議員の為にも作りたい・・・
480 :
えだのEMNL:01/12/19 13:21 ID:jv8gpyWw
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Vol.47(2001/12/18)
こんにちは。「えだの幸男のEメールニュースレター」です。
■□□E-NEWS WEEKLY 枝野幸男 今週の発言
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
メールマガジン発行の間隔が少し開きすぎてしまいました。
ごめんなさい。
実は、9日から16日まで英国ロンドンを訪問していました。
その準備や、帰国後たまっていた案件の処理で少しバタバタしています。
今回の訪問は、英国政府の招待です。
長期的な視点から政府として外国の人間を招待し、
英国の事情に詳しくなってもらうことを目的に、
日本からも毎年数人ずつ招待されているようです。
今年の日本からの訪問は全部で5人だそうですが、
政治家は私だけです。
一般の海外視察の場合は、数名による訪問団が組まれますので、
個人としての希望よりも団全体の憩うが優先します。
しかし今回は、私一人のためにミーティングが組まれ、
通訳が付いてくれましたので、訪問先の希望も
また訪問先での質疑も充実したものになりました。
訪問の主なテーマは 金融問題 雇用対策を中心とする「第3の道」について
政府における政策決定システム 英国労働党の政権戦略 でした。
次回から数回に分けて訪英報告をお届けするつもりです。
481 :
えだのEMNL:01/12/19 13:22 ID:jv8gpyWw
□■□ オープンミーティング(1月)のご案内
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次回のオープンミーティングは下記の日程で開催します。
○日 時 01月19日(土)14:00〜16:00
○会 場 大宮ソニックシティー市民ホール402
○詳 細
http://www.edano.gr.jp/om/om-info.html >>オープンミーティングとは・・・
毎月、1回、枝野から政策を訴え、また、皆さんと政策を語る会を実施しています。
参加費や予約は不用ですので、はじめての方もお気軽にご参加ください。
過去の抄録は下記にて公開しております。
○抄 録
http://www.edano.gr.jp/om/om-archive.html □□■ マスコミ出演のお知らせ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
年末年始、枝野幸男が多数のテレビ・ラジオに
出演の予定です。出演予定の番組は以下の通りですので、ぜひ、ご覧下さい。
○番 組 TBSラジオ 「アクセス」
○日 時 12月21日(金)深夜22:30〜23:28
○番 組 日本テレビ「ウェークアップ」
○日 時 12月29日(土)8:00〜
○番 組 テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」
○日 時 01月07日(月)21:00〜22:00
482 :
床屋政談:01/12/19 13:25 ID:jv8gpyWw
>472 枝野さん、イギリス帰りの直後に、
この私らのイベントに急遽参加下さいました。
枝野さん、マンセー
―――――y―――――――――
∧∧
∩゚Д゚)∩
ヽ, |/
.〜 |
し `J
483 :
床屋政談:01/12/20 02:01 ID:QmMfS5AS
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
... | 議論が盛り上がっているとこ
 ̄| ̄ ̄| | 邪魔しちゃってごめんなさい
 ̄ ̄| ̄|∧ |
 ̄| ̄ ̄|iДi) <
>>475-479さん
 ̄ ̄| ̄|⊂ | \_____
 ̄| ̄ ̄| |〜
 ̄ ̄| ̄|`∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
484 :
日暮里原人:01/12/20 23:36 ID:aw89a6o8
枝野の新選挙区、ほぼ従前通りだったんで安心。
これに対して新1区の武正は大変だなあ。票を掘り起こすのは
並大抵の努力では...
>>482 イベントって何の?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Vol.48(2001/12/21)
■□□E-NEWS WEEKLY 枝野幸男 今週の発言
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
英国訪問報告 第1回
9日から16日まで英国政府の招待でロンドンを訪問してきました。
そのご報告を4回に分けてお伝えします。
今回の訪問は12月9日(日)11時成田発の英国航空への搭乗で始まりました。
12時間のフライトですが時差9時間の関係で午後2時にヒースロー空港に到着。
英国外務省嘱託の通訳相沢さんの出迎えと案内でロンドンに向い
その日は宿泊先のRubens Hotelにチェックインして終了。
時差がつかないように一息ついた午後5時頃にホテルを出て
一人で地下鉄に乗るなどしてロンドン市内をぶらつきました。
翌10日は朝9時にスタート英国外務省の担当者Gwenda Scarlettさんと
通訳の相沢さんからアテンドされた日程について具体的な説明を受けた上で
ホテルを出発しました。
(続く)
(続き) 1 シンクタンク
最初の訪問先はIPPRというシンクタンク。直訳すれば公共政策研究所となるのでしょうか。
こちらで、10時から1時間社会政策担当の主任研究員であるWill Paxtonさんからお話を伺いました。
英国のシンクタンクは、それぞれ政党との関係が深くIPPRも労働党との関係が深いが、
資金的関係はなく、むしろ資金提供を受けると違法になるとのこと。
あくまでも民間からの資金で運営されているそうです。
Paxtonさんは、年金と介護についての専門家で、これらについても伺いましたが、
最も興味深かったのは、資産形成という問題です。
これは、これまでのような富の再分配というだけでは不平等を解消することはできないとの前提で、
すべての人に必要な資産を持たせるようにしようとの考え方です。
この前提には、英国にはまったくの無資力者が多いという背景があります。
不動産などの資産がないだけではなく、銀行口座や生命保険などまで含めて、
一切の資産を持たない人が多いのです。
こうした視点から、ベビーボンドという政策が準備されています。
これは、出生時に500ポンド程度の資金を政府が提供し、18歳まで使えないことにして、
無資力者を作らないようにしようという政策です。
使い道を制限しようという議論もありますが、むしろ金融教育との組み合わせが大切との方向で
準備が進められているようです。
つまり、この制度によって低所得者にも貯蓄という概念を理解させ、
また、その癖をつけようとしているようです。
貯蓄過剰が問題視される日本では考えられない政策ですが、単なる補助・支援ではなく、
自立を促す政策が大切なのだという現政権の理念が、具体的に示されていると思います。
(続く)
(続き) 2 学者
次の訪問先はLondon School of Economics and Political Science。
11時半から約1時間あまり国際史の名誉教授であるIan Nishさんと
日本経済・社会史専攻の上級講師Janet E Hunterさんから
日本をどう見ているのかについてお話を伺いました。
予想どおり金融改革の必要性を強調されましたが、注目すべきは、
小泉首相に対する評価を確定するのにはまだ早いと見ていることです。
何よりも彼の政治思想の根本が右なのか左なのかよく分からないと指摘されました。
右・左の意味は、労働党・保守党の二大政党が確立している英国での表現ですから
日本での意味とは違うと思いますが、理念の点に疑問を感じているというのは、
「外からの目」ならではかもしれません。
3 金融サービス庁
昼食を取って午後2時には金融サービス庁を訪問し、
3時までリスク査定部門のTerry Allen氏からヒアリング。
英国の銀行検査はかなり独特のシステムであることを認識しました。
金融機関の自己資本比率については、国際基準で8パーセント以上となっていますが、
英国では、8〜25%の範囲で当局が銀行毎に別々の数字を適用するシステムに
なっているそうです。
その代わり、英国には不良債権の分類がなく、個別債権の査定をする代わりに、
自己資本比率に対して強い規制をするという考え方を取っています。
また、具体的な検査そのものは、
金融サービス庁と契約した外部の会計法人に委託するとのことで、
日本でも参考にできないか、今後検討したいと思います。
(続く)
(続き) 4 ダイニング・テン
この日の公式日程の最後は、午後4時から30分ほど首相官邸で
首相の上級政策アドバイザーであるCarey Oppenheimさんからヒアリング。
噂には聞いていましたが、ダウニング・テンと呼ばれる英国首相官邸は、
本当に小さな普通の家でした。
玄関先に通じる路地の入り口でセキュリティー・チェックはされますが、
玄関を入っても大きなホールや受付があるわけではなく、
内部も本当に狭くて普通の家のようです。
首相のリーダーシップと、官邸の物理的機能とはまったく相関関係がないことがよく分かりました。
Oppenheimさんからは主に「第三の道」の理念について伺いました。
そのポイントは、福祉において「機会と責任」「権利と義務」という概念を重視すること。
かつての労働党は、富の再配分を重視していましたが、これに加えて責任性を重視しています。
また、個人により重点を置き、単に職の数を問題とするのではなく、
その職を遂行する個人のモチベーションを重視していると強調されました。
また、公共サービスの提供はしっかりと行なうが、その提供主体としてボランティア組織などの
民間セクターを活用する方向に進んでいるとのことです。
ただ、「第三の道」が上手くいっているのは好況によって労働市場が拡大してきたことに助けられている
ということも、率直に認めていました。
また、アドバイザーの役割について、あくまでも首相に対する意見具申をするにとどまり
政策の責任者は各省の大臣であるということを強調されました。
もっとも、官邸にいると他分野のアドバイザーと意見交換し
総合的な政策調整が容易である旨を認めており、
結果的に、政策の全体像は官邸のアドバイザー・グループが主導し、
それを首相が各大臣に徹底するという側面が強いように受け止めました。
(続く)
489 :
えだのEMNL:01/12/21 17:36 ID:fxfJyn67
(続き) 5 邦銀ロンドン支店
この後、一度ホテルに戻り一息ついた後、午後6時すぎから中華料理店で
三菱信託銀行ロンドン支店長の掛川洋さん同銀行の現地法人社長の若林辰雄さん
資金証券課長の今井豊さんと会食。
金融政策などで日頃からアドバイスをいただいているエコノミストの中前先生から
「せっかく英国に行くのならシティー(ロンドンの金融街)で働く日本人から見た日本
について聞いてくると良い」と進めていただき、ご紹介いただいたものです。
予想されたとおり、日本の金融改革に対する強い期待をうかがいましたが、
いまのところ、ジャパン・プレミアムは深刻な問題になっていないとのことです。
この日は午後9時にホテル着。
時差でだいぶ前から眠気をこらえていましたので、ぐっすりと眠ることができました。
つづく
491 :
床屋政談:01/12/23 19:58 ID:32RuMyLU
>>484 イベント内容は
>>472 にあります。
―――――――y―――――
∧∧
〜′ ̄ ̄(,,゚Д゚)
UU ̄ ̄U U
492 :
無党派さん:01/12/23 22:19 ID:dIEQv2hD
原口って結構良くない?
493 :
枝野DPJスクール講義メモ:01/12/24 20:08 ID:i8LWqNcn
DPJリーダーズスクールでの、枝野さんの発言の、メモ
「政策決定の方法のプロセスについて」
1
政策決定に至るパターンは、色々ある。
たとえば薬害エイズ問題は、もともと一般の人々が動いていて、家西悟原告らの
弁護団の中に、枝野の知人の弁護士がいたのが、枝野が薬害エイズ問題に
関わったきっかけだった。
その他に、各種団体からの要請が、政策決定に至ることなどある。
494 :
枝野DPJスクール講義メモ:01/12/24 20:08 ID:i8LWqNcn
2
金融再生法は、98年に、民主党が自民党に丸飲みさせた法律だ。
「このままだと銀行が潰れるおそれがある。銀行がつぶれたときは、一時的に
国有化しよう」というのが、その内容だ。
金融再生法に至る経緯は、こうだ。
民主党の議員たちは、日頃から、自分の興味関心あることがらについて、
数人で「勉強会」「部門会議」を開いている。ここで、役所や学者からの説明を聞き、
国会図書館を利用して海外のケースなどを調べたりしている。
「勉強会」参加者のなかのさらに数人が実働部隊として「ワーキングチーム」を構成する。
金融再生法は、もともと、仙石由人議員が中心となり、経済金融について、
月一回勉強会を開き、経済の専門家を呼んでいた。
「このままでは銀行が潰れる事態が起こりかねない」という専門家の意見を拝聴し、
倒産処理→国有銀行→銀行国有化 という手順を考えた。
想定できる問題として、「株主の財産権を奪うのでは?」とか、「窓口業務のとりつけ騒ぎ
が起きるのでは?」などがあった。
98年、長銀・日債銀が潰れそうなとき、民主党は、「勉強会」で煮詰めたこの案を、提出した。
495 :
枝野DPJスクール講義メモ:01/12/24 20:09 ID:i8LWqNcn
3
ときどき、鳩山由紀夫にお願いすれば、「民主党として」動いてくれるはずだ、と、
勘違いしている人がいる。これは誤りだ。
まず、個々の政策について、一人一人の議員には、動ける限界がある。
むしろ、時間のある、その問題をテーマにしようと考える一年生議員に、話を持っていくほうがいい。
その議員が代表なりに、いかにその問題が重要なのか30秒で訴えられるようまとめる必要がある。
そのように、党全体の「空気」を作っていくために議員が、政策実現には必要だ。
議員は、なんでもできる。
テレビで放送される「委員会」は、30分程度しか開かれない。
だが、「文書」でなら、議員は何回でも質問できる。
「文書」には、閣議決定した回答が返ってくる。これが重要だ。
ハンセン氏病では、江田五月議員、川田議員などが熱心に取り組んだ。
496 :
枝野DPJスクール講義メモ:01/12/24 20:12 ID:i8LWqNcn
4
党内で意見をまとめた後、「政策の実現」は、3種類のアウトプットがありうる。
A;法律 B;予算 C;大臣の首を取る
「政策を作る」とは、法律を作るか、予算を得るか、大臣責任を認めさせるか、
「政策実現」は、この3つのどれかに行きつく。
法律のかたちにして、はじめて「政策」がクリアになる。
たとえば「銀行国有化」では、民主党内の担当「部門会議」で、方針のペーパーをまず作成する。
この時点ではまだ「政策」とは呼べない。
方針ペーパーは、「ネクストキャビネット」で閣議される。
その決定が「部門会議」に下ろされる。
「部門会議」の2人3人くらいが、条文を作成し、また「ネクストキャビネット」へ上げられる。
この決定が、「国会対策委員会」へ渡される。
ここに至って「政策」と呼ばれる。
497 :
枝野DPJスクール講義メモ:01/12/24 20:12 ID:i8LWqNcn
5
「金融再生基本法」は、野党提案だった。
原則的には与党は過半数を持っているので、与党がその気になったら与党はなんでも
通せるし、野党提案は片っ端から廃案にされるのだが、野党提案で法律になるものは、
実はけっこうある。
たとえば肥田美代子議員は「子どもに本を読ませよう」という法案を提出した。
国会内に異論がないので、この法案はまとまった。
これらは「民主党提出」の法案とは呼ばれず、「超党派の議員立法」と呼ばれてしまう。
「子どもに本を読ませよう」という法案は、各党の文教族へ持って行った。
同じ委員会に参加している議員同士は、党派は違っていても、みな顔なじみだ。
だから「この法案、どう?」と委員会の「仲間」に見せて回れば、政党間の争点にならない
ものなら、実現化する。
「政策」の実現化のためには、各党の現場を走り回る人が、必要だ。
498 :
枝野DPJスクール講義メモ:01/12/24 20:13 ID:i8LWqNcn
6
「金融再生基本法」のときは、まず、政府&与党が、「ブリッジバンク法案」を提出した。
「金融再生基本法」は、それに対する、民主党サイドの対案だった。
これを、各党の代表(理事クラス2人ずつくらい)が、一緒になって調整する。
民主党からは中野寛成議員が代表、枝野は経済は専門ではなかったが法律の
専門家として出席した。
自民党からは石原ノブテル議員が代表として出席した。
テロ特組法のときは、民主党の岡田政調会長と自民党の政調会長が同じテーブルにつき調整をした。
499 :
枝野DPJスクール講義メモ:01/12/24 20:14 ID:i8LWqNcn
7
「金融国会」には、1ヶ月かかった。
「党の代表選手が、代表権を持っているかどうか」が、問題だった。
民主党の代表選手は民主党の代表権を持っていたが、自民党の代表選手である石原ノブテルは
自民党の代表権を持っていなかった。
自民党の内部がまとまらないので、時間がかかった。
マスコミは「若手同士が細かいことまでイタズラに討議しているから、ムダに時間がかかっている」と
当時報道したが、それはいわれなき中傷だ。(枝野さんはこの発言をしたとき、珍しく怒っていた)
現場の代表同士は、2日で全て話し合いが終わった。問題は自民党内部の意見調整だった。
イタズラに引き伸ばされたのは、自民党の体質=代表者に代表権がないことにある。
「現場の担当者にどこまで裁量権が与えられるか」が、重要だ。
これは政党全体のバランスとの兼ね合いになる。
500 :
枝野DPJスクール講義メモ:01/12/24 20:14 ID:i8LWqNcn
8
全ては、「法律」と「予算」になる。
政策は、全体を見て、できあがる。
「どこから財源を持ってくるのか」まで決めて、はじめて「政策」である。
そうでない「政策」は、単なる掛け声、努力目標でしかない。「政策」とは呼べない。
最後は「法律」である。議員には、法律の誤魔化しを見破る力が必要だ。
法律は「法制局」が作る。
「法制局」が、政党間で合意していない文言をもぐりこませることがある。
「金融国会」は、「大蔵省」VS「政策新人類」の戦いだった。
「金融国会」当時の法制局職員は、大蔵省からの出向職員だった。
この、大蔵省からの出向職員である法制局職員が、勝手に文面を書き変えた。
枝野たちは、勝手に書き変えられたことに気づき、チェックした。
官僚は、「法律」には従うが、政党間合意には従わない。
議員には、条文をチェックする能力が要求される。
501 :
枝野DPJスクール講義メモ:01/12/24 20:15 ID:i8LWqNcn
9(以下は、会場との質疑応答)
A;枝野が政治家を志した理由
枝野の祖父は、尾崎行雄のファンだった。
枝野の、「ゆきお」という名は、尾崎行雄からとられている。
だから幼少の頃から、そのことを意識していた。
枝野は、ゴルフ場関係の弁護士をしていた。
その過程で、法文を作る仕事をしないとダメだ、と、思った。
B;タレント議員をどう思うか
タレント議員だから一律にダメだということはない。
北京会議(国連女性会議)に、枝野は、自民党の橋本聖子議員とともに出席したが、
橋本聖子議員は、謙虚によく勉強していた。
官僚と議論して、論破できる能力が、政治家には必要だ。
C;党議拘束について
閣僚は政府に従うべきだが、それ以外の与党議員には「党議拘束」をかけなくても
いいのではないだろうか。
「夫婦別姓」も、党議拘束を外せば、与党内賛成者は多いから、すぐ議決するだろう。
D;「請願権」というものがあるが、「請願」が政策化した例はあるのか?
その「請願」について取り組む議員とセットにならない限り、「請願」は法律にならない。
502 :
枝野DPJスクール講義メモ:01/12/24 20:18 ID:i8LWqNcn
以上、
>>493-501 12月22日の、民主党青年局リーダーズスクールでの、枝野さんの講義
「政策決定のプロセスについて」の、メモでした。
ぼちぼち、枝野単独スレを立てませんか?
504 :
無党派さん:01/12/24 22:40 ID:0tAmSsyV
幅広ですが
衆議院では 前原誠司、枝野幸男、古川元久、原口一博、岡田克也、山井和則
小沢鋭仁、仙谷由人、武正公一、水島広子、首藤信彦
参議院では 福山哲郎、松井孝治、鈴木寛、榛葉賀津也、大塚耕平、小宮山洋子
桜井充、江田五月
なんてとこですかね。民主党のこれからは。
505 :
枝野OMメモ:01/12/25 01:32 ID:PI2ABYPA
12月8日の、枝野オープンミーティングメモ
「医療制度改革を考える」
1
医療制度について。
保険証で指定された割合に応じ、患者の支払い+「保険料」が医師へ渡る。
「保険料」は、財源の一部が税である。
医師からの請求額に、保険が間に合わなくなっている。
その結果、老人医療は、定額から、1割負担へ切り替わった。
財政が厳しくなるのは、少子高齢化しているからだ。
高齢者が増大すると、必然的に医療費は増大する。
一方、保険料を負担する若年層は、減少している。
小泉の「医療制度改革」は、「改革」の名に値しない。
保険料の値上げには、合理性がある。
小泉の「医療制度改革」は、数字の辻褄合わせをしただけだ。
少子高齢化に対応していない。
五割六割負担になったら、保険の意味がなくなる。
保険料増大は、増税と同じだ。
増税は騒がれるわりに、なぜか保険料値上げは騒がれないが、
税制と、保険制度は、同じものを別な呼び方をしているのだ。
抜本的改革を、民主党は考える。
506 :
枝野OMメモ:01/12/25 01:32 ID:PI2ABYPA
2
小泉は厚生大臣時代、今回と同様の、間に合わせの辻褄合わせをした。
その時は「今回はあくまで間に合わせだが、いずれ抜本的改革をする」と
小泉は言っていた。だから枝野たちは小泉の「改革」に期待していた。
だが、小泉の出した「改革」は、今回も「間に合わせ」だ。
30〜35年前、医学部増設ラッシュがあった。
1県に1つ医学部を設置し、「無医村をなくそう」ということを、国家目標としていた。
結果、医者の量は、世界水準以上になった。
医者の数が多いから、結果、医療費が膨れ上がる。
3
「看護婦不足」の問題について。
人口あたりの医療関係の人の数では、日本は世界に引けを取らない。
日本の医療関係者は、1000人あたり、7.5人だ。
フランスでは、1000人あたり、5人だ。
なのに、なぜ、日本では「看護婦不足で、看護婦のハードワークさが、問題となるのか?
平均入院日数に、答がある。
日本の平均入院日数は、96年の資料で、27.3日だ。
これは欧米の倍の日数だ。
ドイツの平均入院日数は、14.3日だ。
入院させている時間(平均入院日数)が、日本はズバ抜けている。
日本人は欧米人より治療に倍の日数がかかるのか? そんなことはない。
1000人あたりのベッド数の比較(96年時点)
日本 13.2個(別の統計では11.4個)
英・米 4.5個
仏・独 8個
人口あたりのベッド数が、日本では、多い。
これは病院経営の問題だ。
病院は、ベッドを埋めておく時間が多いほうが、儲かる。
(薬を使わず入院をさせない良心的経営では、病院経営ができない制度になっている)
その結果、看護婦が、ハードワーク化する。
507 :
枝野OMメモ:01/12/25 01:33 ID:PI2ABYPA
4
対策。
★病院のベッド数を減らす。
★医師増大への、適切な抑制。
介護制度が遅れたのが、ベッド数増大の理由の一つ。
これは「社会的入院」と言う。
介護を、病院が、肩代わりしていたのだ。
民主党の提案
★医学部の年限を、8年にすることで、1学年あたりの定員数を減らす。
5
ベッド数の削減について。
まず区別。病院と、医院&診療所の違い。
病院とは、入院するところである。医院&診療所は、入院を想定していない。
患者は、自分がなんの病気であり、どこの科へ行けば良いのか判るのに、
案外時間がかかる。
余談。家西悟議員と枝野はとても仲が良く、家族ぐるみで付き合っている。
家西悟議員は現在、体調を崩している。
さまざまな検査をしたが、原因が判らなかった。
2ヶ月くらい経って、腎臓が悪くなっているのだと判明した。
病院の機能分担を、ハッキリさせるべきだ。
大学病院は最先端の技術向上を。
一般の病院&医院へは、「どこの科へ行け」という見立てをする能力を要求する。
一般病院&医院は、患者の振り分け所として、紹介システムの制度を作る。
(現実化には、学閥などがあるから、難しい問題もあるが)
508 :
枝野OMメモ:01/12/25 01:34 ID:PI2ABYPA
6
診療報酬について。
医師への報酬は、国が決めている。この決め方を改革しなくてはならない。
現行制度では、地域医療の現場では、本当に良心的な医師は、病院経営が困難である。
問診は金にならない。患者を薬漬にすると、儲かる。
現行制度では、薬代やレントゲンフィルム代は考慮されているが、
レントゲンの機械などの設備、人手、建物については、考慮がなされていない。
そのため、医者は「薬価差益」に頼る。
製薬メーカーが医師へ薬を安く下ろせば、医師が儲かる。これが「薬価差益」だ。
本来、できるだけ薬に頼らないほうが、名医だ。
現行制度の、「点数」制は、不合理だ。
改革案
「典型的病気」(盲腸など)には、施すべき処置をセット化し、料金一律性にする。
かかりつけ医、家庭医については、各家庭と、年間契約というやりかたもある。
こういう議論検討には時間がかかる。
だから枝野は小泉「改革」に期待していたが、がっかりした。
509 :
枝野OMメモ:01/12/25 01:34 ID:PI2ABYPA
7
保険制度について。
健康保険には色々なものがある。
大きな会社の勤め人は、「健保組合」に入っている。雇い主が半額保険料を負担している。
「政管健保」…これは中小会社でまとめて保険を払っている。
ドカタの親方さんたちの国保…生活が不安定なので、まとまっている。
国保…個人で支払う。
仕事が変わると、「保険」が変わる。これは不合理だ。
また、かつては雇われている人(サラリーマン)は弱者(プロレタリアート)で、
自営業者は強者(ブルジョア)だ、と、19世紀から20世紀にかけて考えられていたが、
今の実状は、全然違う。
実状情に合わせ、改正するべきだ。
生命保険は、民間で競争している。健康保険にも、競争原理を導入するべきだ。
改革案。
健康保険は一本化するべきだ。
県に3つか4つ、健康保険グループを作る(競争原理の導入)
保険グループごとに、医者(病院)と契約する(競争原理の導入)
保険料は、加入者の収入に応じて、支払う。
510 :
枝野OMメモ:01/12/25 01:35 ID:PI2ABYPA
8
老人医療費について。
現在、老人医療費は、1ヶ月2,000円くらい。
年齢で分けることの合理性は疑わしい。
収入額とのバランスをとり、「老人枠」をなくすべきだ。
ただし、これらの改革案は、1個1個だけを導入すると、矛盾が生まれる。
5から10年ほどの間に、セットで社会に導入しなければならない。
9
医療費を減らすには。
参議院に、今井きよし議員という方がいる。
http://www.mmjp.or.jp/k-imai/ 東大紛争で立て篭もり、闘争中長野で医師になり、有罪が確定し、
入所するときは町長などが最敬礼して彼の入所を見送ったという人物だ。
長野は、医療費が安い。
予防を徹底したので、老人の病人が少ないからだ。
10
医師会の問題。
医師会と政治は,不幸な癒着をしている。
医師会は、自民党と,金の癒着をしている。
医師会は果たして現場を代表しているのか? という問題もある。
製薬業界は、国際的競争力がないのに、不況な中、儲かっている・不況知らずだ。
11
97年・98年の医療改革(小泉厚生大臣時代)は、単年度のみ黒字だった。
今回の小泉の医療「改革」も、同様に単年度のみ黒字で、なんら解決になっていない
ものだと言える。
12
今年の感想。
今年は、特に後半、つらい時期だった。
民主党は、「自民党の利権政治」を壊す、という対抗軸を、キッチリ打ちたてるべきだ。
来年には、民主党は立ち直る。党首選などがあるから。
511 :
枝野OMメモ:01/12/25 01:37 ID:PI2ABYPA
以上
>>505-510 12月8日に、大宮で枝野さんが行った
オープンミーティングのメモです。
512 :
床屋政談:01/12/25 02:51 ID:PI2ABYPA
今頃12月8日のOMメモをアップしたのは
やっと自分がヒマになったからでして…
スレの流れさえぎってゴメン
―――――――――y――――
(__ ∧∧ ;
___⊆__つ゚Д゚)つ____
513 :
無党派さん:01/12/25 02:58 ID:sTLAKGUQ
>>511 ごくろさん。
まあ、言うだけなら誰でも言える程度のお話でしたな。
>>513 インテリ登場、パソ・・・電話線・・・ね!
515 :
無党派さん:01/12/25 04:47 ID:Xq+j5GGG
>>513 >言うだけなら誰でも言える
少なくとも小泉には無理だと思うが・・・
>>513 「この程度のこと」を言ってる政治家をぜひ教えてくれ。
いや、皮肉じゃなくて、ほんとに知りたい。HPで意見が読めるなら尚いい。
ほんとだったらこれから注目していくから。
>517
移動しましょう。枝野クラスなら単独スレで当然。
そもそも古川と比べるのにはムリがあった。
519 :
無党派さん:01/12/26 14:30 ID:+gLuD0t7
じゃあこっちは古川単独スレって事?
>>513 逃亡ですか
>519
倉庫行きで良いかと。
ここって事実上枝野スレだったよな。
古川の話題少なかったし、私もよく知らないし。
ま、あとは古川の話題を書きこむなり、
枝野とは無関係の民主党青年局のメルマを貼るなり(こいつは非常にウザかった)、
好きに使えばいいんじゃない。
>522
ウザイならウザイと言えばはりゃしませんがね。
524 :
.:02/01/05 09:48 ID:YIYIK3xQ
525 :
無党派さん:02/01/22 13:19 ID:XubyonyY
age
526 :
無党派さん:
古川って地味だから