鉱工業生産、3ヵ月連続減 東北・5月
河北新報 7月11日(木)6時10分配信
東北経済産業局が10日発表した東北の5月の鉱工業生産動向(速報)によると、季節調整後の鉱工業生産指数(2005年=100)は
前月比0.3%低下の87.3となり、3カ月連続で低下した。自動車など輸送機械、紙製品の落ち込みが響いた。
東北経産局は基調判断を「生産は下げ止まり、一部に持ち直しの動きが見られる」と3カ月連続で据え置いた。
18業種のうち10業種が低下した。自動車関連など輸送機械は前月比3.5%下落の143.0と、6カ月ぶりにマイナスを記録。電気機械が8.0%、
パルプ・紙・紙加工品がそれぞれ7.2%落ち込むなどした。
改善したのは7業種。好調なパソコン販売を受け、情報通信機械が19.0%プラスの69.4まで回復した。デジタルカメラなど精密機械も6.6%増の148.1になった。電子部品・デバイスは横ばいだった。
出荷指数は前月比1.1%上昇の93.2、在庫指数は0.7%上昇の102.7だった。全国の鉱工業生産指数は2.0%増の97.8で、4カ月連続で上昇した。
東北経産局の守本憲弘局長は「自動車の落ち込みは春先までの増産の反動減とみられる。紙製品も設備トラブルが影響しており、生産全体で見れば持ち直しが続いている」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130711-00000010-khks-bus_all 焦点:景気シナリオ通りでも海外にリスク、日銀政策判断は来年前半に正念場か
ロイター 7月11日(木)20時13分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130711-00000104-reut-bus_all 中国経済が変調を来した場合の日銀の政策対応には明言を避けたが、市場では金融市場や輸出の急減などを通じ、
日本経済に甚大な影響を与えることが懸念されている。
こうしたリスクが顕在化せず、景気がシナリオ通りに推移しても、2年・2%の物価目標の実現性について、
来年前半には本格的な議論を迫られる可能性が大きい。