ようやく10年4月に立ち上がれ日本なる新党が誕生。後に石原も合流し、石原新党=旧太陽も出来た。石原の知事辞任・国政進出を期待する土屋が維新塾に応募するほど
維新に入れ込んでいた時期に、維新のことを石原に吹き込んだのかどうかは分からないが、結果として石原は維新の政策を実質まる呑みする形で橋下率いる維新勢に吸収合併された。
つまり、石原・平沼の支持者からしてみれば、「東京湾に原発を作る」と主張していたのに「脱原発」となり、「TPPは国を滅ぼす」と言っていたのに「TPP交渉に参加します」という
皮肉な結果となっている。
(中略)
まず、大阪17区。旧立ち上がれ日本の西村眞悟が落選状態から復職を目指す選挙区である。しかし、安倍晋三らは彼を応援しているだろうか? 自民党は応援するどころ
か、刺客となる対立候補を立てている。安倍内閣で内閣府大臣政務官を務めた岡下信子。ちなみに『北京オリンピックを支援する議員の会』所属であった。
次に、大阪14区を見てみる。前回、衆院選に立候補した数少ない旧立ち上がれ日本の候補者の一人である三宅博(前八尾市議)の選挙区であり、彼は『チャンネル桜』
(代表・水島聡)が主体となった行動系保守団体『頑張れ日本!全国行動委員会』の大阪支部代表でもある。
しかしながら、当該選挙区では安倍とも交流のある長尾たかしが対立候補として立候補予定という。水島総などは「安倍支持」を訴えているが、その支持者であるはず
の全国行動委員会幹部(三宅)の選挙区に対立候補を立てる予定という有様だ。要は、安倍は「頑張れ日本!全国行動委員会に配慮などしていない」ということである。
さらに! 17日に公表されたばかりの日本維新の会の公認によると、大阪14区で吸収合併した旧立ち上がれ日本から立候補を予定していた三宅を公認するどころか
、元社会党の上田卓三(元『部落解放同盟』委員長)の秘書・谷畑孝を公認して三宅への対立候補としている。
大阪17区では、同様に、吸収合併した旧立ち上がれ日本の西村を公認するどころか、堺市議の馬場伸幸を公認候補とし、西村への対立候補としている。
つまり、この両名は所属政党から公認を得られなかったわけだから、政治生命を断た
れたも同然だ。これも土屋が「石原の国政進出」を言い出した末の悲劇だろう。
こういった現実を見ると、石原新党の結成即ち維新大連合による保守第三極の確立に
よる「保守第三極と自民党との連携」など絵空事であり、自民党にも行けない、民主党
にも戻れない土屋たかゆきの希望的観測に過ぎなかったといのが実態ではないだろうか。
巻き込まれた平沼とその支持者が哀れと言う他ないだろう。
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