民主党に投票したことを後悔しているお言葉★9

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624 【中部電 86.6 %】 忍法帖【Lv=14,xxxPT】(1+0:15)
>>611 とりあえず、コミケ関連について一昨年のコミケットプレスを一部転載
ごあいさつ
 4回連続でこの『プレス』で扱っている「都青少年条例」の問題ですが、改訂後の変化は未だ見られません。
内容的に曖昧な部分を多く含むため、準備会もこの条例改定には反対してきたわけですが、案の定条例の改定内
容が正しく広く伝わっているかについては、疑問に思わざるを得ません。

 商業誌の現場では条例の改定内容とは直接関係がないような言葉やシチュエーションを自主規制するような混
乱があるようですし、同人誌の世界でも身分証提示による「全年齢確認」と言う過剰な対応が一部で進んでいた
りもします。
法制面から言えば、この都条例の改定において「販売」方法に関する規制は全く変わっていませんし、そもそも
年齢確認に関する規定はなく、方法は任せられています。
行政面からは、同人誌及び同人誌即売会については、旧改定案の時(10年4月)に都青少年課が作成した「質問
回答集」において、基本的には都条例の対象外ではあるが、自主的な取組を求められている位置づけです。
そして、コミケットにはたびたび、都青少年課の担当者が来訪されますが、机を挟んでの対面販売とそれに基づ
いた必要に応じた年齢確認、というやり方でご理解をいただいています。
世の中の運用を見ても、書店等で成年マークのついた図書の販売で全年齢確認をしているケースは多くはありません。

 借用条件として「全年齢確認」が求められている一部の会場での開催においては必要な措置を講じなければな
らないでしょう。しかしながら、それは例外的な対応です。
今まで挙げてきたような現状において、同人誌即売会がこれまで行ってきた「18歳未満と判断つきにくい場合
には、身分証明書などで年齢確認を行う」を超えての自主規制を行う必要はないとコミケットでは考えています。
過度の自主規制をしたからといって、規制を望む側は次のさらなる規制を求めるだけですし、前線を下げること
は問題の解決にはなりません。

 サークルの皆さんも「購入者とトラブルにならないように、全員に年齢確認をする」、「後からクレームが来
ないように、ちょっとの性描写でも成年マークを入れる」といった判断停止による過剰な自衛に陥らないでください。
そして、他のサークルを貶める道具にこの件を使わないでください。

 いま、本当にその危険はそこにあるのか? 自分の首を自分で絞めていることになってはいないか? 度々の
お願いとはなりますが、一年の最後に当たり、今一度じっくりと考えて欲しいと思います。
来年もこの遊び場が楽しくあるためには、準備会のみならず、参加者の全員の協力が必要なのですから。
625 【中部電 86.6 %】 忍法帖【Lv=14,xxxPT】(2+0:15) :2013/01/13(日) 19:49:55.50 ID:17OjHT1G
続き
都青少年条例の運用状況と今後の同人界での取り組み
弁護士 山口貴士
(前略)実際には、成年向けにするかどうかは従前通りの感覚で判断頂いて構わないと考えます。
(略)法的に18歳未満に販売が禁止されるのは、東京都が不健全図書として指定したものだけです。
成年向けの表示は行政ではなく、各サークルが自己の自律的な判断において付するものです。(略)
 条例改正後も、ゾーニングの方法について変更はありません。昨年の都条例改正の議論が高まる
中、議員や行政の目は同人誌即売会にも向けられましたが、各サークルによる対面販売方式は肯定
的に評価されていました。条例改正後、一律の年齢確認をしている即売会も現れています。しかし、
東京都の条例は一律の年齢確認を義務づけてはいません。各サークルが必要と感じた場合に自主的
かつ誠実に年齢確認を行えば十分なのです。条例の遵守は大切です。が、一方で自由が大原則であ
ることを忘れてはなりません。条例の中身をよく理解しないまま、自他の自由の範囲を狭めていな
いか、今一度、振り返ることが重要であると思います。

コミケカタログ81挨拶文抜粋
 さて、改定都青少年条例の施行、男女共同参画に名を借りた創作物規制の動き、京都府での児童
ポルノ単純所持禁止条例(創作物は対象外)成立、TPPの非関税障壁の一つである著作権上の諸問
題(被親告罪化など)……と、コミケットや同人誌に関わりかねない様々な問題が持ち上がり、
それらについての情報がネットを介して加速度をつけて行き交っています。
もちろん、そうした情報に十分に注意を払い、必要に応じて対応をしていかねばなりませんが、議
論が先鋭化した故に陥りがちな極端な悲観論には距離を置くべきではないか、とも思う昨今です。
白から黒に近い灰色まで、様々な要素を含むコミケット。
雑草のような図太さとある種の猥雑さがその本来的な活力だと思うのですが、きれいな畑を耕した
い人が、この地の住人の中にも意外と少なくないようにも見受けられます。開き直る訳ではなく、
社会と折り合いをつけながら大きくなってきたのが、コミケットの歴史ですが、それは「場」を確
保していくためのギリギリの調整の結果に他なりません。求められていない規制など自ら行うこと
はありません。ところが、「手っ取り早い」「揉めたくない」「皆がしている」と拡大解釈され、
この世界特有の同調圧力が「角を矯(た)めて牛を殺す」結果を繰り返すことを深憂しています。
今必要なのは、情報や状況に翻弄され、不安のあまり自縄自縛に陥るのではなく、一度じっくりと
立ち止まって熟慮することだと思います。
雑草を駆除しようと薬をまいたら、残ったのは荒れ地だけだったのでは取り返しがつきません。