【反増税】国民の生活が第一【脱原発】

このエントリーをはてなブックマークに追加
281無党派さん
小沢民主の行方:県連分裂 政治手法、不満くすぶる 残留組に「世論の厳しい風」 /岩手
毎日新聞 2012年07月13日 地方版

 県内の国会議員4人、県議10人、達増拓也知事らを引き連れて11日に新党を旗揚げした小沢一郎代表。衆院の消費増税法案採決を引き金に一枚岩とみられた「小沢民主
県連」は分裂したが、県連内では小沢代表らの政治手法に対する不満が以前からくすぶっていた。

 「小沢(代表)は自分に従わない者はバッサリ切る。県連幹部も小沢の意をそんたくして行動し、密室の県連運営をしてきた」。民主党に残ったある県議は痛烈に批判する。

 民主党県連は昨年11月の県議選総括で、小沢系議員が倒閣をもくろんだ菅内閣で、復興相に就任した平野達男参院議員を「菅政権の延命を後押しした上、その後の(民主
党)代表選でも独自に活動した」と名指しで批判。今年3月、消費増税法案の閣議決定で、小沢代表に副総務相の辞任を迫られた黄川田徹衆院議員が不満をぶちまけたことに
対し、「民主党県連としてこれ以上責任は持てない」などとする最後通告の文書を突きつけようとした県連幹部の強引な手法に反発が広がった。

 また、小沢代表が国政ばかりか地方選挙にまで落下傘候補を投入するなど過度に介入する姿勢に、以前から首をかしげる県議も少なくなかった。別の県議は「これまで岩手
の選挙では、周囲が全く知らない人が天からぽんと降って預けられ、県議も片棒を担がされた。勝てばいいという事とは別の次元で、地域の人たちが選ぶのが本来の民主主義
のはずだという思いがずっとあった」と明かした。

 民主党に残留した黄川田議員と階猛議員は5日、国会内で輿石東幹事長と面会。分裂した県連の再構築を党本部としても支援するよう要請し、県連としてより一層結束する
ことを報告した。

 ただ、民主党を取り巻く情勢について、小田島峰雄県議は「世論の厳しい風にさらされている」と冷静に分析する。また、9日の県議会最終日では消費増税に反対する二つ
の請願の採択で、民主党に残留する4人が賛成に回るなど、民主党内部で抱える矛盾を露呈した。

 新党に参加した菊池長右エ門議員は「かつての仲間であっても当然対抗馬を検討する」と対決姿勢をあらわにし、次期衆院選では骨肉の争いも予想される。ある自民党県
議はこう分析した。「これまでの民主候補者たちは公認を得た瞬間、小沢さんの力で多くの票を得ることができた。小沢さんとたもとを分かったこれからが正念場ではないか」
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20120713ddlk03010015000c.html