■なぜ? 単純所持規制を支持しない人は完全に閉め出し!
「漫画・アニメのせいで子どもが犯される」「文章も禁止」過激発言満載の児ポ法規制推進派院内集会
2月14日、衆議院第一議員会館で院内集会
「国際エクパット事務局長来日 今こそグローバルスタンダードへ!
児童買春・児童ポルノ禁止法(以下、児ポ法)の改正に向けて」が
ECPAT/ストップ子ども買春の会(以下、エクパット)の主催で開催された。
エクパットの院内集会は、昨年の6月以来のことだ。
この日の集会は、撮影・録音・Twitter禁止、パソコンの使用も禁止というものものしい雰囲気で始まった。…
■漫画・アニメは性的虐待を「誘発している」どころか「利用されている」
■漫画・アニメだけではダメ! 「文章も音声も規制対象に」
■単純所持を禁止するために「ウラの人間関係を調整中」
これまでになく、漫画・アニメなど「ヴァーチャルな子どもポルノ」に対する規制にまで踏み込んだこの集会。
その最大の目的は、国会議員に向けたアピールだ。日頃の活動の成果なのか、多くの国会議員の発言もあった。
公明党副代表の松あきら参議院議員は
「いったい何年、児童ポルノ法の会議をしなければならないのか。
私たち公明党と自民党で単純所持禁止の改正案はもう出している。
けれども、残念ながら、その法案が通らない。
与野党関係なく、一刻も早く単純所持の禁止を盛り込んだ改定を行いたい」
と力強く述べる。
同じく公明党の富田茂之衆議院議員は2年半前の児童ポルノ法改定をめぐる協議における合意点を振り返り、
政権交代があってから民主党が、改定の協議に応じなくなったと批判する。
「2年半前の話し合いでは『みだりに児童ポルノを所持してはならない』『ことさらに児童の性的な部位が強調されていること。
性的な部位はでん部なども含む』ことは合意していた。
また、所持の禁止に関しても"自己の意志によって所持・保管するに至ったもの"であり、
かつ当該者であることが明らかに認められるものに限るという文言を挿入することも合意していた。
既に所持しているものの取り扱い以外は合意に達していた。
協議ができれば、いつでも単純所持の罰則付き禁止は行える」
と、民主党への働きかけを呼びかけた。政権与党でもある民主党を力強く批判する自民・公明党の国会議員。
中でも過激だったのが、衆議院の青少年問題に関する特別委員会の理事でもある、自由民主党のあべ俊子衆議院議員だ。
質疑応答の際の「民主党に働きかければ、法改正はすぐに行われるのか」という質問に対して、あべ議員は次のように答えた。
「民主党の中に、何人かの表現の自由などを主張される方がいる。
これは、その方々をみんなで嗅ぎつけて、なんとかなるものなのかも含めて、いま裏の人間関係を含めて調整しているところです。
(表現の自由を主張する議員は)理論的なところではなく、個人的な価値観で指摘している」
いったい「裏の人間関係」とは、どういうものだろうか?
質疑応答では、「バーチャルな児童ポルノと子どもの相関関係を示している文献があれば、教えてほしい」という質問も。
対する答えは「残念ながら、明確なものは存在しない」というものであった。
■規制に慎重な人々を閉め出した目的はどこにあるのか
http://www.cyzo.com/2012/02/post_9890.html >政権交代があってから民主党が、改定の協議に応じなくなったと批判する。
政権交代には意味があった。自民党政権ならとっくの昔に児ポ法改悪が成立していた。
>中でも過激だったのが、衆議院の青少年問題に関する特別委員会の理事でもある、自由民主党のあべ俊子衆議院議員だ。
この自民党のあべ俊子衆議院議員に要警戒。
次期衆院選で落選させなければならない議員の1人だ。