「月刊ベルダ」 2011年5月号
原発利権に群がる灰色政治家と金融、マスコミ業界の罪と罰
【証券マン・オフレコ座談会】
B 自民党時代の原発推進のツケを、現政権が負わされていると?
A そういうことになる。以前から福島第一原発の原子炉は危険視されていた。
米国のGE(ゼネラル・エレクトリック)から押し付けられたものだ。この冷却装置が今回、
津波どころか地震で壊れてしまった。冷却装置が壊れなければ、今回のような
メルトダウンは起こらなかったはず。
B 海外の金融機関はその危険性がわかっていたから、
原発関連の再保険を受けつけなかったようだ。
C 海外どころか、国内の保険会社も昨年八月から福島の原発六基を含む、
電力設備の保険更新には応じていない。
B 日本の金融機関も危険性を察知していたということ?
C おそらく。だから保険の掛け金を引き上げた。東電は「掛け金が高いので
更新しなかった」と言っているようだ。
A そのことを取り上げたのは仏最大の通信会社AFPだけ。日本のメディアは黙殺した。
http://www5.ocn.ne.jp/~bestbook/v1105.html 保険会社というのはたいしたものだ。