■石原知事に出馬要請続々…本人は「左右されぬ」
4月10日投開票の東京都知事選を巡り、去就を明らかにしていない現職の石原慎太郎知事(78)に対し、自民党系団体などから出馬を要請する動きが相次いでいる。
もともと4選出馬に否定的だった石原知事に「不出馬宣言」をさせないためだが、知事本人は明言を避けている。
「何としてもこの難局の中で、ぜひ思いを固めていただきたい」。10日夜、自民党本部内の会議室で、大きな拍手が起きた。
23区内の自民区議約140人が集まった会合で、区議団として石原知事に出馬を求めることに賛意を示す拍手だった。
自民党出身者が多くを占める東京23区の区議会議長会も出馬要請を検討しているという。
8日には、長男で同党の石原伸晃幹事長が記者会見で、党本部として出馬を要請する方針を表明した。
伸晃氏は都連会長も兼ねており、7日には都連が束ねる業界組織の「東京都各種団体協議会」(約320の業界団体が参加)と、
同党市町村議が参加する「三多摩議員連絡協議会」がやはり、石原知事に出馬を求めることを決めていた。
都連では、今まで政党の推薦を受けなかった石原知事に配慮して、直接的な要請を控える方針だが、関係者によると、
業界団体などと連絡を取り合い、石原知事に「今期限り」と言わせない雰囲気作りを進めてきたという。
石原知事は10日の記者会見で、各団体から相次ぐ「ラブコール」について「ありがたい」と述べつつも、
「誰がどう言おうと、そんなものに左右されません」と自分の意思で決断することを示唆した。
かつて「常識的に3期」と発言していたことについても、「まあ、その通りだな」と述べただけだった。
(2011年2月10日22時45分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110210-OYT1T01067.htm?from=main2 Ψ(Φ∀Φ)Ψ ケッケッケッケッ ◆DEVILsSAEM