小泉純一郎は運が強すぎる ▲522▲

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515無党派さん
イスラエル国防軍

核兵器の保有について
世界のメディアの多くはイスラエルが核兵器を保有していることを有力視している。
核兵器は1960年代からネガフ核開発センターにおいて開発が開始され
最初の実戦配備は第三次中東戦争中に当時の首相レヴィ・エシュコルの命令により行われたと報道されている。
1973年の第四次中東戦争においては
開戦当初の劣勢を懸念して13個の20キロトン級核爆弾が配備されたとされるが
この当時は投射手段が無く、核地雷として自国領土内で侵攻側機甲部隊を目標に使用される予定であったという。
イスラエルはNPT(核拡散防止条約)への加盟を拒否し続けているが
周囲のアラブ諸国すべてが加盟しているNPT体制の崩壊は望んでいない。
人口が圧倒的に少ないイスラエルにとって、核兵器はアラブ陣営との全面対決においては切り札となるが
その一方で保有を認めた場合にはアラブ諸国の核兵器開発、あるいはNPT脱退の理由となってしまう。
そのために曖昧戦略と呼ばれる「保有を認めも否定もしない」方針を採っている。

現在イスラエル国防軍が保有する核兵器の種類およびその数については複数の説が存在する。
FASでは100から200個の核弾頭が存在し
航空機(A-4スカイホーク、F-4ファントムII)
および弾道ミサイル(ランス、ジェリコー・ミサイル)によって運用されるとしている。

ジェリコーIIミサイルは1,500から4,000 kmの射程を有しており
ロシアの一部、イラン、リビアを射程におさめている。


前述の通り、イスラエル政府は公式に核兵器保有を認めたことは無い。
しかし1986年、同国の元核技術者モルデハイ・ヴァヌヌにより
イスラエルの核開発計画の詳細が英国にて公にされた。ヴァヌヌはその後モサッドに拘束され
イスラエルで反逆罪の有罪判決を受け服役、2004年に釈放された後イスラエルで監視下にありながら生存している。
この暴露事件自体、非公式な形で核保有を公にして周辺アラブ諸国に対する核抑止力を発揮させる目的で
イスラエル当局が仕組んだ物であるとする意見もある。

2007年には、首相エフード・オルメルトがドイツのテレビ局とのインタビューにおいて核保有を一度認め
直後に撤回する椿事が起きている。
また2008年5月、在任中にキャンプデービッド合意締結など同国とエジプトとの和平に尽力した
元米大統領ジミー・カーターが
英国での記者会見でイスラエルの150発以上の核保有を認める発言を行ったと報じられている。
核兵器廃絶路線に舵を切った米国のバラク・オバマ政権は国務省のローズ・ゴットミューラー次官補を通して
2009年5月にイスラエルへ核拡散防止条約加盟を呼びかけたが
イスラエルはこの提案を拒否した。
これは在職中の米国高官が公にイスラエルの核保有に言及した初めての例である