第46回衆議院総選挙総合スレ227

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258無党派さん
>>248
経団連の太鼓持ちの展開する議論はいつも粗雑だ

その筆者によれば
「窒素肥料をガンガン投入すれば反収があがる」ということだが

窒素肥料で高い反収を上げるには、稲わらや腐葉土の鋤きこみなど
「土中炭素」の増加策が欠かせないではないか!
そして土中炭素を豊富にするには「水&光合成」が不可欠。

世界的には「土地の広さ」ではなく「水資源の量」によって
農業生産が制約されている上に
アメリカの穀倉を支えている「オガララ帯水層」が枯渇に向かっている

だから、アフリカなどの地下水のあるステップで
アメリカの穀倉同様に井戸灌漑をやって増産せねばならんのだが
窒素肥料も灌漑設備も途上国には資金や技術がない

日本など先進国からの投資・技術があって初めて効率的増産が可能になる
それは「投資で円安誘導するなら」肥料や農業機械やトラックなどの販売にもつながり
日本にとっても損ではないが、放置プレイで世界農業生産があがるって話ではない。
経団連の太鼓持ちは いつも汚しっぱなしで無責任だ。
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「農業生産が増えないなら人口が増えるはずはないから、食糧危機は来ない!」
というのも馬鹿げた理屈だ。たしかに凶作で農業生産が減れば、人口も減る。
それは飢饉で沢山の貧民が死に、先進国でも食糧が暴騰する事を意味するので
食糧増産不調で一旦出産された人口が減るプロセスそのものが食糧危機だ
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カロリーベースでの比較がおかしいというのも馬鹿げている
食糧安全保障はカロリーベースで見るべきものだからだ
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いつもどおり、農業所得補償金の財源など、払うべき物を払わないで
詐欺に近いプロパガンダをマスコミ通じて流して、エゴを押し通すやり方をみると
金権寡頭制が、民主政より国家を繁栄させる政体とは到底思えない

そういう意味でも、企業団体献金再開も、関税「主権放棄」協定の権も
「またしても、経団連の専横か」と思わざるを得ないニュースではある