付言
>>91 サラリーマン社長らしく、長いものに巻かれろ、烏が白いと言わ
れれば、烏が白いと言え というような組織内部の理屈で外交を
することは非常に危険である。
組織内部であれば、強い者に従っていれば、その強い者が弱い者
を庇護して利益を分配してくれるという期待があるが、外交関係
では、徹底的に虐待され搾取される危険が高いということを知ら
ないからである。
そういうサラリーマン経営者が、経団連などの経営者団体として、
米国への従属外交を主張しているが、何らの具体的な見返りなど
の約束が無く、ルール先行のTPPに加入することで米国に忠誠
心を見せるなどという態度は、外交では取ってはならない。
歴史認識についても、三国同盟は、米国が共産圏に対抗するため
に、英仏主導の国際連盟でのブロック経済構築で通商孤児にされ
ていたドイツやイタリアや日本に米国が誘いを掛けて成立したの
であり、米国が三国に軍事援助をして中国やアフリカや中東への
侵攻をさせ、英仏から苦情を言われて三国を裏切ったという経緯
がある。
誰からの情報操作で、そのような誤まった認識をしてしまったの
かについて、いまだに地政学での海洋国家と大陸国家との対立と
いうような妄想を信仰していることについて、葛西敬之氏は反省
する必要があるだろう。