やくみつる氏、相撲協会の外部委員を退任
不祥事が相次いだ日本相撲協会で、生活指導部特別委員会の外部委員として
再発防止策づくりに携わってきた漫画家のやくみつる氏(51)が、退任することになった。
やく氏は「角界の病巣のかなりの部分は摘出したと思う。
(師匠が弟子を厳しく指導するという)あるべき師弟関係を再構築すべきだ」と強調。
今後は「本業の漫画などを通じて協会に意見をしていくが、ネタのない相撲界になって欲しい」と語っている。
2007年に時津風部屋で起きた力士暴行死事件をきっかけに発足した委員会で、
やく氏は、けいこ場からの竹刀の撤去や、大麻事件を受けた全協会員対象の薬物検査、力
士のあるべき姿を示すマニュアルの作成などに尽力した。
委員会は2月の役員改選を経てメンバーを一新。新しく理事になった陸奥親方(元大関霧島)を委員長に、
半分以上が30〜40代の親方に若返り、23日に初会合を開く。
http://www.asahi.com/sports/spo/TKY201004200335.html