3日続落=先物につられ後場値を消す〔東京株式〕(20日)
15時24分配信 時事通信
【第1部】日経平均株価は前日比8円09銭安の1万0900円68銭と小幅に3営業日続落。
東証株価指数(TOPIX)は同1.27ポイント高の972.11と3日ぶり反発。円高一服などを受けて買いが先行したが、
様子見姿勢も強く、先物の売りに引きずられて日経平均は後場に値を消した。出来高は19億5482万株。
▽不安要因は残る
前日の米国では金融株がひとまず反発したが、「ゴールドマン・サックスに続き、
他の金融機関にも訴追の動きが広がる可能性は否定でない。
金融規制強化の流れも確実」(銀行系証券)との見方は多い。アイスランドの火山噴火に伴う
欧州地域の飛行制限は緩和されることになったが、「今後、気候への影響が出る可能性もある」(大手証券)との声もあり、
「不安要因が完全に払しょくされたわけではない」(中堅証券)ようだ。
2月末からの上昇で、今期企業業績に対する期待感もほぼ織り込まれ、
来週以降本格化する国内企業の決算発表を前に
「ここから先、決算発表を通過するまでは、大きく動きづらい」(同)という。
現物の取引は盛り上がりを欠き、その分、先物の動きになびきやすかった。
決算発表までは国内では手がかり材料難が予想され、為替相場や先物の動きに振られる場面が多くなりそうだ。(了)
最終更新:15時33分
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