ぞうきんに火付ける 海自艦火災で容疑の海士長逮捕
海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)所属の護衛艦「さわゆき」(米丸祥一艦長)で
6日未明に発生した火災で、海自大湊地方警務隊(むつ市)は10日、
建造物損壊の疑いで、海士長木村一大(かずひろ)容疑者(21)を逮捕した。
今回の火災をめぐっては、大湊基地に航行中の「さわゆき」の取材に向かった
青森朝日放送(青森市)のヘリコプターが青森県大間崎沖で墜落し、
1人が死亡、3人が行方不明になっている。
調べなどによると、木村容疑者は6日午前3時10分ごろ、
青森県東通村尻屋崎の沖合約25キロを航行中の「さわゆき」の揚錨(びょう)機室で、
油ふき取り用のぞうきんにライターで火を付けて放置し、室内の壁や天井を焼いた疑い。
大湊地方総監部広報によると、木村容疑者は潜水艦向けの捜索機器を操作する水測員で、
揚錨機室の作業には従事していない。同警務隊で動機などを調べている。
米丸艦長は「乗員から逮捕者が出たことは誠に遺憾であり、
今後も捜査に協力するとともに服務指導を徹底したい」とのコメントを出した。
2008年07月11日金曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080711t23040.htm