聖地巡礼と地元での町おこしイベント
「聖地巡礼」の対象のひとつとされている鷲宮神社。鳥居の側にあるのが大酉茶屋わしのみやアニメ雑誌『月刊ニュータイプ』の
付録にて埼玉県鷲宮町(現在は久喜市)の鷲宮神社を始めとしたいくつかの場所が本作の舞台の1つであると
紹介されたことをきっかけに、ファンが聖地巡礼と称して登場した場所を訪れるようになった。
鷲宮神社においては、彼らが絵馬に『らき☆すた』の登場人物の絵を描き残す、記念撮影を行う、コスプレ姿で参拝するなどの
行動がマスメディアを通じて報じられた[10][11][12]。
初詣の参拝客も、2008年にはこの年の埼玉県内第3位となる約30万人、また2009年には同第2位となる約42万人に達し、
関係者の驚きを呼んだ[13]。
こうした「巡礼」を受け、鷲宮町商工会は、町独自のオリジナルグッズを制作、同会青年部の運営する大酉茶屋わしのみやや
町内の複数の商店にて発売し[14]、作者や出演声優の鷲宮神社への公式参拝イベントを開催した[15]。
その他にも歳末セールで『らき☆すた』のキャラクターをあしらったスクラッチカードを用いるなど、
様々な地域振興策に取り組んでいる。鷲宮町もこうした経緯から2008年4月1日付で柊一家を町内の架空の住所に住民登録し、
同年4月7日より特別住民票の交付を行った[16][17]。