イタリアでM6・3、16人死亡 数千人が家失うとロイター通信
2009年4月6日 15時13分
【ローマ6日共同】米地質調査所(USGS)によると、イタリア中部で6日午前3時半(日本時間同10時半)ごろ、
マグニチュード(M)6・3の地震があった。ロイター通信によると、当局者は少なくとも16人が死亡したと述べた。
教会を含む複数の建物が崩壊、がれきの下敷きになるなどして多数の負傷者が出た。
ロイターはイタリア政府当局者の話として、多くの建物が壊れ、数千人が家を失ったと報じた。死傷者は
増える恐れがある。
現地の報道ではこれまでのところ、日本人が被害に遭ったとの情報はない。
震源は首都ローマの北東95キロで、震源の深さは10キロ。
ロイター通信によると、震源地周辺では揺れを感じた住民が道路に飛び出した。がれきの下に
閉じ込められたままの人もいるという。地震の揺れはローマでも感じられた。
ラクイラは中世に栄えた町で、ルネサンス様式の聖堂などで有名。古い建物も多数ある。
イタリアは地震国で、2002年には中南部で強い地震があり、カンポバッソ県の幼稚園、
小・中学校の合同校舎が崩落、園児ら30人近くが死亡した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009040601000227.html http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2009040601000297.jpg