欧州の空港閉鎖、南にも拡大=1万7千便に影響−混乱週明けまで継続も・火山噴火
4月17日0時48分配信 時事通信
【ロンドン時事】アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山噴火で、
欧州北部を覆った火山灰による空港の閉鎖は、ブリュッセルの欧州航空管制当局の発表で16日までに計12カ国に達した。
このほかハンガリーなども閉鎖を決定。「第2次大戦後の欧州大陸で最大規模」とされる空の便の混乱は、
欧州の南方に拡大した。
同当局の声明によると、航空機の運航が全面禁止された国は
ベルギー、英国、デンマーク、エストニア、フィンランド、アイルランド、オランダ、ノルウェーとスウェーデン。仏パリの全空港、
ドイツの主要都市とポーランドの空港も閉鎖された状態。
AFP通信によれば、ハンガリーやルーマニアも危険回避のため相次いで領空閉鎖を発表した。
15日は欧州全体で約6000便が欠航となったほか、16日も計1万7000便が影響を受ける見通し。
欧州のハブ空港であるロンドン・ヒースロー空港を抱える英国では、
北部地域を除く広範囲にわたって少なくとも17日午前7時(日本時間同日午後3時)まで規制が続けられる。
一方、スウェーデンやノルウェーなどは運航を一部再開したとの情報もある。
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