それぞれの太陽を司っていた神と人間は、太陽とともに滅びたり、別の生き物に変えられたりしたそうです。
第一の太陽の世界では、神の創った巨人が住み、農耕は知らず、
洞窟に住んで野生の果物や木の根を食べて暮らしていましたが、ジャガーに食われて滅びました。
第二の太陽の世界では、人間は嵐のために滅びましたが、
神は風に吹き飛ばされないように人間を四足の猿に変えました。
第三の太陽の世界では、すべてのものは火山の溶岩のため滅びました。神は人間を鳥に変えて難を避けさせました。
第四の太陽の世界では、すべてのものが大洪水で滅びました。神は人間を魚に変えて命を助けました。
この洪水伝説は、聖書の中の「ノアの箱舟」と似ていると思われるのです。
また、一番上の四角で囲まれた絵文字は「13の葦」の日付を表しており、
この太陽の石が完成して奉納された西暦1479を表しています。
まさしく、太陽の民族アステカの宇宙観と世界観を集約したこの石は、まさにアステカ文化のシンボルなのです。
http://www.mysnco.com/2001-7.html https://www.mysnco.com/cgi-bin/images/etc/Asteka-calender.jpg