チリ大地震:津波被害で史上3番目、水産関係被害額14億9000万円に /岩手
チリ大地震による津波で、県内の水産関係の被害額は6市町計約14億9000万円(4日正午現在)と
津波災害では史上3番目だったことが4日、分かった。同日の県水産関係災害対策会議で県が報告した。
県によると、被害を受けた施設数は陸前高田市の1232台が最多で、
宮古市の572台、
大船渡、
釜石両市の508台など
宮古市以南に集中した。
漁業者にとっての保険である漁業共済制度への加入率は、
生産物対象では96・1%(08年度実績)だったが、養殖施設は53・2%にとどまる。
低気圧などの影響を受けにくい湾の奥で、加入率が低い傾向があったという。
県漁業共済組合の藤島純悦専務理事は「(加入率が低いため)支払いはそれほどの額にはならないだろう」と予想した。
県漁連と県は今後も会議を開き、対策を検討していく。
また、イオングループは被害を受けた大船渡市産のホヤを買い取り、同日から東北6県の50店で販売を始めた。
約1000キロを販売予定。【岸本桂司】
チリ大地震:津波被害で史上3番目、水産関係被害額14億9000万円に /岩手 - 毎日jp(毎日新聞)
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