都予算、修正なく可決へ 民主が条件付容認
2010年3月27日 14時06分
築地市場(東京都中央区)の江東区豊洲地区への移転問題で、都議会最大会派の民主党は二十七日
未明、移転経費を含む中央卸売市場会計の新年度予算案を「条件付き賛成」とする方針を固めた。移転
予定地の用地購入費を削除した修正案を提出する構えだったが、築地での現在地再整備の検討に
向けて一定の妥協点が見いだせたとして、見送りを決めた。
自民、公明両党とともに民主が賛成に回ることで、予算案は原案通り可決される公算が大きくなった。
修正案の提出をめぐって、二日間空転した都議会予算特別委員会の最終質疑は、二十七日午後に正
常化する見通し。
民主は賛成の条件として付帯決議に、▽豊洲移転計画とともに現在地再整備案を作成して比較検討
する▽豊洲移転は土壌汚染の無害化が前提−などと盛り込む方向で、他会派と詰めの協議をする。
さらに都の「強引な移転に反対」する立場から、議会の同意なしに用地購入の予算を執行しないよう、
二十七日の質疑で石原慎太郎知事に求める考え。
民主の修正案は、豊洲移転を事実上凍結する内容で、共産党と生活者ネットワーク・みらいも同調
するため、提出されれば可決されると見込まれていた。自民、公明は修正案回避に向け、民主と水面
下で妥協点を探る交渉を続けたが、難航したため予算特別委の質疑が二日間行えなかった。
(東京新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010032790140630.html 民主ブレすぎ…。