小泉純一郎は運が強すぎる ▲513▲

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40三文易者 ◆5YWF5xIU5A
 こんばんは
お久しぶりです。

 予定を変更しまして、今回は、今年度の年筮の補足解説をしたいと思います。
※補足解説ですので、前回投下した分を前提とした内容となります。
※今回も易経の解説に留め、具体的事象についての解説はいたしません。


 投下するネタは、今年の年筮「火水未済」の特殊性についてです。
具体的には次の2つ

1、火水未済は、易経の最終卦である。

2、火水未済とその裏卦・綜卦との関係について

となります。

 かなり簡略化して解説しますが、それでも陰陽論になじみのない方は多少難解であると、
先にお断りしておきます。

つづく
41三文易者 ◆5YWF5xIU5A :2010/03/22(月) 00:05:53 ID:ekpNOH/Q
 まず、易経は、火水未済を最終卦としたことについて

「物は窮まるべからざるなり」
「故にこれを受くるに未済を以って終る」

と述べております。
※1行目;「物は窮まる」とは、究極・完成のことで、水火既済を指す。

 訳しますと
「物事には永続的な究極(完成)などというものは存在しない(=満ちた月は必ず欠ける)」
「だからこそ、水火既済(完成)の次に、火水未済を配置して、易経の記述は終わる」
となります。


 これだけでは、易経が何を言いたいのかは理解できないと思います。
これは、易経全64卦の構造を理解していることを前提に述べたものであるからですね。

つづく
42三文易者 ◆5YWF5xIU5A :2010/03/22(月) 00:06:56 ID:ekpNOH/Q
 易経全64卦は、次のように分類することができます。

@世界の誕生(1〜3番目);乾為天(全陽)→坤為地(全陰)→水雷屯(万物創世)
A世界の成長(4〜63番目);山水蒙(教育)→・・・→水火既済(完成)
B新たな世界への再生(最終64番目);火水未済(世界は未完成)


A63番目の水火既済にて、世界は成長しきって陰陽(世界・万物)が完成する(「寿命が
全うされた」ともとらえられる)。しかし、世界は完成しても、完成というものはごく一時
的なもので、水火既済は崩れ、未完成状態(=未済)になる。

B「世界の最後」にあたり、「末法的な終末観」を採用するキリスト教ですと、
「審判の日」にあたる部分です。
 易経は、文王が「末法的終末観は絶対に採用しない」と宣言しておりますので、
完成が崩れ未完成状態になった世界はそのままでは終わらず、再び完成への道を辿り
始める。
 つまり、火水未済(未完成)は乾為天(全陽)→坤為地(全陰)→水雷屯(万物創世)に戻り、さらに山水蒙(教育)→・・・→水火既済(完成)へ推移する
 要するに、世界の最後は新たな世界の再生ととらえるわけです(万物は流転する)。

 上記の易経の記述は、以上のことを述べたものです。

つづく
43三文易者 ◆5YWF5xIU5A :2010/03/22(月) 00:11:09 ID:ekpNOH/Q
 このことから、以下の特殊性が導かれます。

 上記全64卦の分類を見ていただきますと、
乾為天→・・・→水火既済(@とA)までは、誕生から寿命が尽きるまでの「現世の道理」
であるのに対して、
火水未済(B)だけは寿命が尽きた後に再び誕生するという方向性、つまり再生・転生と
いう「現世の外の道理」である、
という特殊性があります。


 よって、今年度は「現世の外の道理」が働くのですから、物事が想定通り(既定路線
通り)に進みません。

1、物事が想定していない方向へ進んでしまう。
2、また、想定していないような出来事が発生してしまう可能性がある

ということになります。
※前回触れましたが、火水未済は水火既済(既定路線通り)の真逆である、ということ
からこのことを導くことも可能です。


 そして、おかしなこととのせめぎ合いという「努力しだい(←超重要)」ですが、「想定
しない方向へ進む」「想定しない事が起こる」ということが、結果的に再生に繋がります。
(前回投下分も参照)


 なお、今年は「3爻」ですので、終局的解決になるというより、
再生の道筋が見えてくる(=明るい未来の兆しが表れる)という感じでしょう。

つづく
44三文易者 ◆5YWF5xIU5A :2010/03/22(月) 00:13:27 ID:ekpNOH/Q
 ところで、「想定しない方向へ進む」「想定しない事が起こる」といいましても、
別に「糸の切れた凧」のように迷走しているわけではありません。

 火水未済は、裏卦が水火既済(既定路線)であり、綜卦も水火既済です。
※火水未済が水火既済に変化するわけではないので、混同しないこと

 裏卦は、「表には出てこない裏事情」を意味します。
ですから、「想定しない方向へ進む」「想定しない事が起こる」といいましても、
それは「わからない(=表に出てこない)」だけで、実は「一定の道理の通り(=既定路線
通り)」である、というわけです。
 ただ、その道理が「現世の外の道理」であるから、わかりにくい(=表に出てこない)
のですね。


 したがいまして、今年度の年筮に火水未済が出た以上、
「わが国は復活・再生へのルートに乗った」(=崩壊へのルートでは「絶対にない」)
わけです。
※すでに「フラグが立った」という地点は過ぎております。

 ただ、ルートに乗っただけですので、推進力は当事者の「努力」です。
さらにこのルートは「急な上り坂」ですので、何もしなければずるずると後退し、
多少の努力では現状維持であり、必死の努力でやっと進める、というものでは
ありますけれども。

つづく
45三文易者 ◆5YWF5xIU5A :2010/03/22(月) 00:15:29 ID:ekpNOH/Q
 次に、綜卦とは「相手方から見た(=外から見た)卦の形」のことです。

 ですので、火水未済の綜卦が水火既済(=既定路線通り)であるということは、
「条件を満たした外国」からは、火水未済が水火既済に「見える」わけですね。
※水火既済に「見える」だけで、水火既済に変化したわけではない点、注意。

 水火既済、つまり既定路線通りに「見える」わけですから、条件の揃った外国勢力
からはわが国の現状及び今後について、手にとるように見通すことができます。

 「火水未済に見える」条件につきましては、事情がありまして、伏せさせて
いただきますが、少なくとも米と露は条件を満たしておりますね

 そこで、次に米と露について、ごく簡単に解説しておきます。


1、米国
 まず、わが国の民主党政権がご迷惑をおかけしまして真にすみません、
先に日本の一国民として謝罪します。

 それでもなお、米国は日米同盟強化のために「既定路線通り」動いております。
※「既定路線通り」とは、事前にわが国の現状・未来について、分析済みであり、それに
基づいたプラン通り動いている、ということです。
※まあ、米国が分析済みなのはわが国だけではありませんけど。

つづく
46無党派さん:2010/03/22(月) 00:16:37 ID:5LFu3Isu
支援
47三文易者 ◆5YWF5xIU5A :2010/03/22(月) 00:16:54 ID:ekpNOH/Q
2、ロシア
 ロシアは政権交代以降わが国に興味を失っているように見えますが、
そんなことはありません。
 むしろ逆で、政権交代以降、ロシア国営リサーチ会社の対日リサーチ部門は強化され、
とても優秀なスタッフによって、365日24時間休むことなく「営業中」です。
※ロシアは「興味の無い態度をとっているときほど、実はよく見ている」のですよ。

 ロシアにつきましては、現時点で投下できることはこれだけです。


 今回はこの辺りで終わりです。

 次回からは予定していたネタを投下する予定です。


 お眼汚しいたしました。
 それでは消えます。