公務員の給与はなぜ民間より4割高いのか」北見 昌朗、幻冬舎(2008/12)\945
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4344015991/mag06-22/ref=nosim/ 賃金コンサルタントが、公務員の賃金について分析、まず、公務員の退職金が異常に高い
・民間企業の従業員がもらった退職金
総額8兆2056億円÷2048千人=1人あたり401万円
公務員がもらった退職金
総額2兆8700億円÷223千人=1人あたり1287万円
(公的年金財政状況報告 平成17年度)(p40)
そして、年金も高い。
・厚生年金の場合、平均額は16万円だが、
国家公務員(20万円)は4万円ほど高く、
地方公務員(22万円)も6万円ほど高くなっている(p49)
さらに給与については、民間より4割高く、時給の分析からも同じ結論
・時給を比較すると、名古屋市役所は中小企業の1.8倍・・・
名古屋市役所 49万0952円÷157時間=時給3127円(同1.8倍)
トヨタ自動車 47万1000円÷163時間=時給2890円(中小企業の1.6倍)
中小企業 31万0000円÷174時間=時給1782円(p110)
・名古屋市職員の給与もトヨタ社員を抜いていた・・・
住民課の窓口で座っている高卒の50代のヒラ職員の給与が
まさか49万円もするという事実を市民は知っているのだろうか(p82)
国家公務員の給与勧告する人事院の統計データ操作にはからくりがあります。
民間の給与を調査する場合には、給与の安い人を対象から外す
・人事院の民間給与調査・・・からくり その1 調査対象を
50人以上の事業所に限定する・・・からくり その3 調査対象を
「事務及び技術関係」に絞る・・いわゆるホワイトカラー(p135)