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無党派さん:
★スウェーデンは、『子供を持つのは、職と収入が確保されてからという前提。育児手当は、育児休業前の所得に比例しており、高収入の女性ほど手当は多い。』
日本みたいな、「子供を持ちたくても持てない所得が低い世帯に、手当を手厚く支給しますね」ではない。
◆奥村芳孝「スウェーデン なぜ出生率上昇?」[日経 2001/05/26]
スウェーデン人の多くは、女性が働くのは普通のことと考えており、『子供を持つのは、職と収入が確保されてからという前提』がある。
女性の経済的自立度は高い。『育児手当は、育児休業前の所得に比例しており、高収入の女性ほど手当は多い。』
統計庁の調査では、女性の就業率が高い地方自治体ほど、出生率が高いという事実が明らかになっている。
女性の収入と出生率の関係を調べたところ、年収が10万クローナ (約120万円) 以上の女性は、同5万クローナ (約60万円) 以下の女性より3倍も出生率が高い。
労働集約型の工業化時代が終わり、次世代の糧は高い付加価値を生み出す1人1人の「知識」であるということと、
問題は人口数よりも国民1人当たりの生活水準であるということをよく考えてほしい。まかり間違っても「産めよ増やせよ」「粗製濫造」では困る。