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無党派さん:
献金問題は選挙への影響は全くない
なにしろ、与党の連中がアホみたいに騒いでいるのだ。大島理森、公明党の漆原良夫両国対委員長は、鳩山氏を政治倫理・公選法改正特別委員会に参考人として招致するとか息巻いている。
証人喚問なんて声もあった。この問題を追及するために、両党でプロジェクトチームまで立ち上げるというから、異常な興奮ぶりだ。
しかし、レームダック(死に体)政権の悪あがきに見える。政治資金収支報告書の虚偽記載といえば、二階経産相、与謝野財務相でも発覚。こちらは企業献金隠しだ。鳩山を証人喚問するなら、自分たちの大臣も呼んだ方がいい。
政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。
「人事も失敗し、敵失に頼るしかない自民党にとって、鳩山代表の献金問題は、唯一の攻撃材料。クリーンなイメージが強い鳩山代表の金銭スキャンダルが盛り上がれば、大ダメージになると踏んで、ここに活路を見いだすしかないのです。
もっとも、“自民党だって同じじゃないか”と、冷たい目で見ている国民が多いと思いますけどね」
自民党の鳩山叩きは逆効果。かえって反感を買いそうだ。そこが分かっていないところが、末期的なのである。
(日刊ゲンダイ 2009/07/02 掲載)