社会主義レストランが人気 ユーゴの郷愁、若者も誘う 2009.6.13 12:25
旧ユーゴスラビア連邦を構成したセルビアの首都ベオグラードで「社会主義レストラン」が
若者の人気を集めている。東西冷戦下で独自の社会主義路線を歩んだユーゴを率いた
故チトー大統領の写真や像、赤い星入りの国旗などユーゴ時代の品がところ狭しと並び、
当時を知らない若者にも新鮮に映っているようだ。
レストランはベオグラードの中心部にある「コルチャギン」。ロシア革命期を舞台にした小説の
主人公の名にちなんだという。ユーゴ時代の思い出を語る場所を提供したいと2002年にオープンした。
「皆が平等で、仕事も保障された良い時代だった」と振り返るラデノビッチ店長(50)は元共産党員だ。
当初は熟年層の来店を見込んだが、ユーゴ時代のポップ音楽が流れ、チトー氏やレーニンらの
肖像画や当時の政治ポスター、市民生活の写真などを壁一面に掲げたノスタルジックな店づくりが
若い世代にも受けている。(共同)
産経:
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090613/erp0906131228005-n1.htm