【気さくな60歳】河村たかし★13【市長を狙う男】

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名古屋市が水道代値下げへ 最大10%、低所得層に配慮

 名古屋市は1日、水道料金を来年10月から最大で10%、値下げする方針を固めた。同市の水道料金の値下げは戦後初めて。一人暮らしなど
小口の使用者ほど値下げ率を手厚くする。河村たかし市長が同日、上下水道局に指示した。財源は同局職員の人件費10%カットなど行政改革で
生み出す。
 市は来年4月から「市民税10%減税」を目指しているが、定率方式のため、税金を多く納める人ほど見返りも多い。「金持ち優遇」との批判も
あり、水道料金値下げは、市民税減税を補完する低所得者向け対策の側面もある。
 現在の料金体系は、1カ月10トン以内は基本料金のみで、月740円(税込み)。値下げ案は、この基本料金を10%引き下げる。全体の3割に
当たる40万世帯がここに収まっており、10%カットで年900円近く負担が減る計算。月10トンを超えた場合は使用量に応じて加算しているが、
加算部分の値下げ率は10%未満とする方針で、具体的な値下げ率は今後詰める。業務用などの大口は現在と同額となる見込み。
 値下げ案は、料金体系の見直しと水道事業の予算案として、年明けの市議会2月定例会に諮る。水道事業は13年連続黒字だが、水道管の敷設などで
1000億円余の企業債の残高があり、その返済に充ててきた。水を提供している愛知県の清須、大治、甚目寺の1市2町と北名古屋市の一部も
値下げの対象となる。
 全国では東京都が2005年、北九州市がことし4月に値下げを実施している。
 河村市長は本紙の取材に「庶民の生活支援に全力を挙げる。公共料金にも聖域はない。一人暮らしのお年寄りらに少しでも喜んでもらえたら」と話した。

http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009120202000153.html