■冷酷な政策を推進してきた自民党に罰を与えよう!

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1【総選挙】冷酷な政策を推進してきた自民党を罰することが最大のテーマ
◆小泉改革は、最悪な失敗になった。
今のこの混沌とした日本の現状は小泉改革の結果であるのは間違いない。
「格差拡大=弱肉強食奨励=市場万能主義」 これが全てだ。
金融恐慌でこうなる前からの問題なのだ。
「市場原理主義」に基づく「労働行政の規制緩和」が「非正規雇用者」と「働く貧困層」の激増ということになった。
セーフティーネットを拡充せず、逆に縮小したことも労働者を困窮化させた。
◆小泉構造改革は、政治による再分配機能を縮小したら世の中はどうなるかという壮大な社会実験であった。
小泉自身が権力の座にあった時は、「改革」という意味不明のスローガンによって、その実態は覆い隠されていた。
しかし、小泉退陣と共に、貧困の拡大、不平等の拡大という政策の帰結が明らかになった。
◆小泉政治のもとで進んだのは、リスクの普遍化という現象である。
雇用、医療、年金、子どもの教育など生活のあらゆる局面で、不確実性が高まり、人々は大きな不安を持っている。
従来は安定した生活を送っていた中間層も含め、幅広い層の国民が、…様々なリスクを抱えるようになった。
実際、正規雇用の減少、生活保護受給者の増加、自殺者の増加など、リスクの増加は具体的数字でも明らかである。
◆特別な運や才能には恵まれていない普通の人々にとって、
安定した働き口を見つけることや結婚し子供を作ることが、どんどん困難な課題になりつつある。
この種の難題も広い意味でリスクと呼べば、職業生活や家庭生活に関するリスクは普遍化しつつある。
そのことが単身者の増加と人口減少をもたらし、社会の活力の低下の原因となっている。◇
リスク社会を生き抜くために必要な大前提は、すべての人が災難を他人事と思わないということである。◇
今のところ、自分たちだけはリスクと無縁だと考えている富豪の人々と、
目の前にあるリスクが見えない普通の人々とが「自公」政治を支持している。◇
◆リスクが高まれば高まるほど、今まで落ちなかった人も落ちていってしまうことに気づくべきだ。
今こそまじめに将来を見据える時である。
政治の混迷は、国民が小泉の目くらましに会い、思考停止状態に陥ったことに端を発している。
同じ間違いを繰り返してはならない。◇
来るべき総選挙では、自民党を罰することが、最大のテーマとなるべきである。