◆「格差社会」の象徴
小渕優子議員が第2子を懐妊したとのニュースがありましたが,
思えば,小渕優子議員って「格差社会」の象徴のような人物です。
いわゆる「ロスト・ジェネレーション」に属しながら,成城大学経営学部からTBSに入社したわけで,
このころの「就職氷河期」というのが「下々」にのみ及んでいたお話であることを見事に反映しています。
で,「はなまるマーケット」のアシスタントディレクター等をつとめただけで
2年でさっさと退社して父・小渕恵三氏の私設秘書に収まり,
その2年後,父・小渕恵三の逝去に伴い,その地盤を継承する形で衆議院選挙に出馬し,見事当選。
当選前の活動実績も当選後の活動実績もほぼ存在しないのに,
3年後には「新人議員が務める本会議での議事進行係に抜擢され」,
これといった活動実績がないのに初当選から6年目に政務官に就任し,
初当選から8年目で大臣に就任したというわけです。
結局,小泉=竹中ラインが,中産階級を破壊すべく様々な改革を繰り広げる間,
この種の人たちはぬくぬくと特権を味わいつづけてきたわけで,
「世代間闘争」を訴える新自由主義者たちは,
「中高年正社員」にわずかながらの富をはき出させる情熱のごくわずかでも
この種の特権階級に相応の富をはき出させるためには使わないわけです。
要するに,目くらましをしているだけなのです。
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