◆「1万2000円」給付金 選挙終わったら「実は白紙」に?
<テレビウォッチ>定額給付金の支給が決まったが、所得制限などの詳細は「自治体任せ」になった。
いわば丸投げ。担当の鳩山邦夫総務相までが、「釈然としません。道1本はさんで、あっちとこっちで違う? 混乱しますよね」という始末だ。
決まったのは、1人一律1万2000円、18歳以下と65歳以上は8000円をプラス。
所得制限は、年間所得1800万円を下限の目安として、実施するかどうかも含め、細目は自治体に任せる。
所得については、世帯主なのか家族全員なのかもわからない。
たちまち百家争鳴だ――
太田昭宏・公明党代表「丸投げ批判はあたらない。それよりきょう(12日)決まったことが大事」
佐竹敬久・秋田市長(全国市長会会長)「法の裏付けなしに所得制限やれといわれても、事実上無理」
東国原英夫・宮崎県知事「地方に裁量権くれるのなら、もっと多くの権限がほしい」
中田宏・横浜市長「世帯ごとに所得を把握するのは、自治体には無理。それを押しつけられる」
麻生首相「地方で判断する。地方分権なんだから、よろしいんじゃないですか?」
鳩山由起夫・民主党幹事長「無責任じゃないか。弟(鳩山総務相)も釈然としないといってる」
高木勝・明大教授「印刷費、通信費、振り込み手数料も発生する。膨大な人手も必要。ひっくるめると2000億円くらいが消えてしまうんじゃないか」
「朝ズバッ!」が例によって町の100人にアンケート。
今回の措置への賛否を縦軸、もらうかどうかを横軸のボードに印をつける。
結果は、「反対」だが「もらう」というのが58人でいちばん多かった。「受け取らない」は11人だけ。<>
スタジオで山田宏・杉並区長が、のっけから「無原則、無効果。やめたらいい」という。
「景気浮揚なら所得制限しちゃいけない。杉並は制限などしない。隣がやらないのにこっちだけできない」。
さらに「事務費と手間が膨大なものになる。いちばん困るのは苦情なんですよ」
みのの「白紙撤回なんてありますかね」との問いに、「ありうると思う」と山田区長。
高木美也子が、「ここでやめたら、怒りはすごいでしょうね」
麻生政権なんて、即吹っ飛ぶね。
http://www.j-cast.com/tv/2008/11/13030244.html