■今さら辞めても…太田農相辞表提出
太田誠一農相は19日、カビ毒や基準値を超えた農薬で汚染された事故米不正転売問題での
農林水産省の対応が食の安全に対する国民の不安を招いたとして、
引責辞任すると福田康夫首相に辞表を提出した。
政府はこの日午前の閣議で白須敏朗事務次官の辞任を了承し、事実上の更迭。
大臣と事務方トップの責任問題に発展した。<>
太田氏は8月に発足した福田改造内閣で農相に就任。
秘書官の自宅を事務所として届け出て多額の事務所費を計上していたことが発覚したほか、
テレビ番組で消費者軽視とも受け取られる言動を繰り返した。
汚染米問題では、テレビ番組の収録で「あんまりじたばた騒いでいない」と発言。
当事者意識が欠如しているとして野党が一斉に辞任を要求し、町村官房長官が注意していた。
白須次官は汚染米問題について、11日の記者会見で
「一義的には(不正転売した)企業に責任があると考えている」などと発言したが、
18日に「発言は不適切だった」として撤回、陳謝していた。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080919021.html