橋下知事「関西空港振興の大阪府負担金減額を」 国交省は「NO」
2008.6.26 14:15
大阪府の橋下徹知事は26日、国土交通省を訪れ、鈴木久泰航空局長らと会談。関西空港
振興のための府の負担金を減額するよう求めたが、国交省側は引き続き、地元負担への協力
を依頼した。橋下知事は会談終了後、「これまでの経緯から、府だけが負担しないというの
は難しい」と述べた。
橋下知事は会談で、「地元が負担金を出さなければ、国の補助金は削られるのか」とたずね、
府の負担金削減を求めた。だが、国交省側は「振興費は国と地元が一緒に出すのが前提。過去
の経緯を踏まえ、引き続き地元の協力をお願いしたい」と応じた。
府は、地元自治体や財界とともに「関西国際空港全体構想促進協議会」を組織。平成17年
度から実施している利用促進事業の年間運営費は7億円で、うち府の負担金は2億4600万
円。橋下知事がまとめた「大阪維新プログラム案」では、今年度は負担金を支出するとしたが、
21年度については「検討する」としていた。一方、国は関西空港の振興費として15年度から、
年間90億円の補給金を支出している。
また、橋下知事は文部科学省も訪問。松浪健四郎副大臣に高校の耐震化について「府の財政は
厳しい。国の財源に頼りたい」と支援を求めた。
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/local/080626/lcl0806261418004-n1.htm 関空協負担金を維持 橋下知事、国交省訪れ表明
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20080627-OYT8T00061.htm