2008-05-27 23:46:09
読売新聞にインタビュー記事が掲載されました
テーマ:行政改革
◎橋下改革インタビュー。日本総研主任研究員、山中俊之氏
公務員と民間の違いは、一言で言えば危機感ですね。公務員は普通にしていればクビにはならないし、
昇進もする。私は外務省をやめて今の仕事に就きましたが、公務員の安泰な生活の中で、自分の能力開発
を怠ってしまうことがありました。
今は、来年の年収すらわからない。市場価値を高めるために、1分1秒たりとも無駄にできないという気
持ちがあります。
公務員の給料は高すぎるとの批判があります。組合は民間と同じ水準だと訴えていますが、それだけの成
果を出しているかという根源的な問題が突きつけられているんです。学歴と経験年数だけでは報酬を払う
理由にはならない。
業績の上がらない人まで自動的に昇給する制度は疑問です。業績を上げなければ給料は1円も上がらない
という意識を植え付けるべきです。
公務員は総じて潜在力は高いと思います。ダイヤモンドの原石ではあるが、磨かないからどんどんくすん
でしまう。
公務員はみんな純粋培養のたこつぼなんですよ。原石を輝かせるには外部人材を入れて競わせるべきです。
有能な人を全国から公募すればいい。大阪府の場合、空席の副知事を公募するのも一つの手段じゃないでし
ょうか。
橋下(徹)知事は、大幅な人件費削減案を打ち出しました。人材確保を懸念する声もあるようですが、大切
なのはメリハリです。優秀な人材には1・5倍支払ってもいい。逆に、何もしない人の給料は半分にしても
いいんじゃないでしょうか。
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