バカ丸出し。「ブッシュ・小泉会談 最後までしっぽを振ったポチ」
2006年6月30日グレースランド(エルビス・プレスリー旧邸)見物後、米人記者たちを前にして
小泉首相は自分のアイドルのプレスリーの 「ラブ・ミー・テンダー」 をもじった訪米謝意で、
自分のユーモア感と親米ぶりを表したつもりだっただろう。
米人記者たちはドッと笑った。
自分のユーモアが受けたと得意満面だった。知らぬが仏(?)だった。
しかし、首相も含めて、日本人の多くが、プレスリーを真似て 「Love me tender、Love me true」 と歌うと、
英語のLの発音がRの発音に近くなるから、“Love me” (愛して) は “Rub me” (こすって) になり、
プレスリーの卑わいな替え歌になる。
米国人の間では、日本人のこっけいな猿真似ぶりを笑うジョークの1つである。
この伏線があるのも知らずに、首相が期待通りに(?) “Rub me tender”
(やさしくさすってちょうだい) とやったから、それきたと笑ったのだった。
『ニューヨーク・タイムズ』 紙の私の友人は、
「小泉首相にこのくらいの常識を前もって警告できる官僚や側近はいないのか、
それともブッシュ同様の知ったかぶりで、忠告を聞くだけの度量がないのか」 と驚いていた。
日本と首相のイメージが悪くなると、無邪気なエラーも実害となる。
ブッシュ大統領にオダテられて、小泉首相はプレスリーばりのサングラスをかけて、
ギターを持った仕草で体をゆする、「I want you. I need you. I "rub" you」 を歌い、
隣にいたプレスリ−の娘さんのリサの肩を突然抱きしめた。
この光景を写真入りで扱った 『ワシントン・ポスト』 紙の見出しは、「ああ、オドロイタ」 だった。
この歌詞は日本語訳のボカシとは違って、原意は 「お前と寝たいよ、お前なしには生きられない、本当に好きよ」 である。
座興としても日本の品格を代表すべき首相が仮初めにも公衆の面前で口にすべきものではない。
図らずも、小泉首相、現在の 「日本の品格」 を忠実に表現してしまったようですね。
http://www3.point.ne.jp/~www/diary/diary0607.htm