ペテン師の涙
ttp://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2008/04/post_5a41.html で、あの橋下徹の泣きべそに関して、激励の他にも、「あれはウソ泣きだ」とか、「泣いて訴える
なんてヒキョ〜だ」とか、反論みたいな声もある。だけど、あたしが見た感じでは、あれは、擁護派が
言ってるような「一生懸命にがんばってて、感極まって出た涙」でもなけりゃ、反対派が言ってるような
「ウソ泣き」でもない。
あれは、口先だけで世の中を渡って来た人間の得意ワザである「ペテン師の涙」なのだ。
詐欺師とかペテン師とかの心得として、何よりも重要なのは、「その役柄に成り切る」ってことだそうだ。
人間てもんは、どんなに上手にウソをつこうとしても、「自分はウソをついてる」ってことを自覚しながら
ウソをつくと、目の動きとか、挙動とか、しゃべり方とかで、たいていはバレちゃう。
だけど、自分自身が、「ウソなんかついてない」「正しいことをやってる」って自己暗示にかかってれば、
態度も堂々として来るし、主張にも一貫性が生まれて来る。
つまり、相手はコロッと騙されちゃうってワケだ。