>>571 >>575 >>576 三浦一水氏(55才, *1)はいま平沼グループに所属しているが、同グループ会長平沼赳夫氏
(70才, *2)とはつぎのように政治的信条・立場がかなり異なる。
1. 平沼氏は親台湾派のリーダー的存在である。すなわち日華議員懇談会会長を務め中国に
批判的な立場を堅持している。一方、三浦氏は早稲田大学卒業後、中国に渡り、北京そ
の他の都市の大学で2年間学んだ。参議院議員当時は日露友好議員連盟ならびに日中友好
議員連盟に所属し、中国大連市総商会名誉会長を務めた。
2. 三浦氏は2005-2006年に第3次小泉内閣改造内閣で農林水産副大臣を務めた生粋の農林族
であるのに対し、平沼氏は建設族・道路族であり、農業問題への発言記録はなかなかみ
つからない。
3. 平沼氏は国粋主義的主張をもっとも鮮明にしている議員の一人であるが、三浦氏にはそ
のような急進的言動は報じられていない。
この秋以降、大幅な政界再編が予想されているが、以上の事情で、三浦氏が平沼グループに所
属し続けるか、不明である。
自民党熊本県連のなかには、当初、三浦氏の2010年参議院選出馬を推す人たちがいた。2010年
は現議員木村仁氏(75才, *3)が改選となるが、その頃引退の可能性が高いからである。三浦
氏が2010年を待たずに、今回の第45回衆議院総選挙に立候補を決意したのは、政界の流動化が
激しいとにらんでのことだろうか。
*1
http://www.miuraissui.com/ *2
http://www.hiranuma.org/ *3
http://www.sysken.or.jp/kimura/