小泉純一郎は運が強すぎる ▲445▲

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830無党派さん
魚類は人口増加に対する食糧として重要であり、人間とバッティングする鯨類の過剰な増加は、食糧問題を
直撃しかねない。また、絶滅危惧種の保護を真剣に考えるなら、特に野放しになっている小型鯨類は適正数に
する必要がある。このための適正数を割り出すのに調査捕鯨が必要なのであって、「調査捕鯨の名の下に
日本人すら誰も食べない鯨肉を高価で取引している」というのは、事実認識が不足している鯨類保護主義者に
多く見られる。

オーストラリアの場合、先の選挙によって環境保護を旗印に、内向きな人気(これも広義での右傾化と言える)
を得た「外交素人」の政党が与党になってしまった。その結果、内向きな公約を果たして国民の支持を取り付ける
ために、長期的外交をドブに捨ててでも「堂々と叩ける敵」として日本への強硬姿勢を露わにしている。
これは韓国中国に置き換えれば「日本は反省していないからいくらでも叩いていい」になるし、日本に置き換えれば
民主党の主張する「アメリカへの隷属は論外」になるし、二次大戦下の諸国なら「ドイツ討つべし」になる。
その二次大戦下のドイツでは「ユダヤ討つべし」だった。

要するに、国内の不満圧力が高まっているときに、国外に敵を設定し、それを国民の意思を反映代表して
率先して掣肘する政府像=右傾化し(=内向きの成果を望む国民を慰撫し支持を得る)の演出という
形で具現化しているのが、現在のオーストラリア。

これは「国際協調」「国際協力」よりも、「自国内優先主義」にシフトした結果といえるが、日本もまた「国際協調
より生活第一」の民主党が議席を伸ばすなどしているので、「自国内優先主義」という意味での右傾化は、
国際的な風潮として進んでいるということなのかもしれない。
共通の敵がいればその他の国は一致団結しやすいけど、捕鯨問題では日本がその「共通の敵」に押し込め
られてしまいつつある。日本の捕鯨の正当化理由は>>828にて語った通りなので繰り返さない。