社民県議への献金は計450万円 比内鶏の社長に返還へ
秋田県大館市の食肉加工製造会社「比内鶏(ひないどり)」
(藤原誠一社長)による地元特産「比内地鶏」の偽装問題で、
同社の取締役に登記され、藤原社長から個人献金を受けていた
社民党県連幹事長の石田寛県議が二十八日会見し、献金総額は
四百五十万円に上ることを明らかにした。
県議によると、資金管理団体が藤原社長から一九九五―二○○六年
の間に計四回、それぞれ五十万―百五十万円の献金を受けていた。
県議は「活動を応援してくれていると思った」と説明したが、
偽装発覚を受けて二十九日にも返還する意向を示した。
同社取締役として登記され、パンフレットにも名前が使われていた
ことについては、関連会社「秋田鶏卵食品工業」の取締役だった
経緯から藤原社長に印鑑を預けていたため、「(無断で)
登記されたのかもしれない。今考えれば軽率だった」と釈明した。
月約十万―二十万円の役員報酬を受け取っていた秋田鶏卵に
ついては「非常勤だったが取締役の責任は感じていた」と強調。
十八日付で辞表を提出したが、報酬を返還するつもりはないという。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200710280312.html