■□■ 日本市場が閉鎖的だという嘘 □■□
「日本株が暴落しているのは日本市場が閉鎖的だからだよ。どうしてくれるんだ」
「空港の外資規制なんかしたら、海外投資家に嫌われちゃうよ」
泣きじゃくりながらこんな事を訴える人がいますが、本当なのでしょうか。中には発狂して「もっと日本企業を外資に買収させないと」などと言う人もいます。発狂しすぎですね。
なぜ、日本の株価は暴落しているのでしょう。
理由はいくつか考えられます。「円高ドル安になるため、輸出関連株が売られる」
「アメリカの機関投資家が、日本株を売ってアメリカの株を必死に買い支えている。(買い手に資金がなければ、いくら日本市場が魅力的でも買ってくれません。みんな自国のことが大切です。)」
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-29768020080115 「日本市場が閉鎖的だから株価が下がる」こんないい加減なことを言っているのは、日本の財界の一部と日経新聞だけのようです。
中でも、外資規制や買収防衛策のせいで株価が低迷しているという説は、はっきり言って 捏 造 です。
今の日本は「世界一外資による買収がしやすい国」です。欧州のほとんどの国は日本より「閉鎖的」ですが、日本ほど株価は下がっていません。
長期的に確実に不況から脱するためには、雇用の安定、内需回復、地域格差是正など、一見遠回りに見える道を行くしかないようです。それをしたくない人達が、「日本市場は閉鎖的」などというデマを流しているのです。