父親の田舎志向と母親の都会志向との対立による離婚との観点に
おいて、二人の女子が、長女が田舎を選択し、次女が都会を選択
するという物語において、夢が破れて田舎に還るという印象が、
男の都落ちやら、恋に破れた女という、古典的な印象感が拭えて
はいないように思われました。
>>893 そういう意味では、どんど晴れでは、職場での権力闘争にも恋愛
での争奪闘争にも、勝利した女性が、風のハルカへの当て付けの
ように表現されたということになるでしょうか。
NTTとKDDとの関係でも、獅子と花王との関係のようにして、
外資企業が、一番の企業から搾取し、二番の企業を成功させて、
「自由競争」を演出していますが、そういう演出による予定調査
な出来競走により、敗者と勝者とが演出され、巨額の資金が日本
から域外に流出してしまった問題について、風のハルカにおいて
も、触れるべきであったと思われます。一部、県内の信用金庫が
倒産をしたり、花卉事業についても触れられていたところがあり
ましたが。
大分県政では、平松守彦氏の当時、大型公共事業が一括で発注を
され、域外の巨大土建事業者が利権や権益を獲得し、大分県での
借金で、域外の土建事業者が稼儲した事態が多発していたそうで、
そういうふうに、外資を参入させ、域外に資金を流出させ、秘密
裏にこっそりと、その資金を個人的に私服の懐に肥やす、還流を
させる手口が、県政を疲弊させてきたと言えるでしょう。
年功序列で無知で無能な上司の配下に配属された部下は、上司が
定年退職するまで、待機する我慢ができず、外資に参入させて、
資本や資金を外資の指導により流出させ、再就職先を斡旋させる
というような高級官僚の手口を真似模倣していったのでした。