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無党派さん:
入閣第1候補が…矢野議員“身体検査”で大臣不合格? (夕刊フジ)
福岡県で発見された遺棄化学兵器の処理事業の選定について03年、当時の外務副大臣だった
矢野哲朗参院議員が防衛庁(現防衛省)に“介入”しようとしていたことが明らかになった。
矢野氏は今年8月の内閣改造で入閣濃厚とみられていたが“落選”しており、
永田町では「この問題で“身体検査”にひっかかったのでは」との見方が出ている。
問題の遺棄化学兵器の処理方法について、防衛庁は調査研究費5000万円をかけ
「制御爆破」方式の採用を検討していたが、矢野氏は同庁運用課に何度も電話をかけ、
「中国での遺棄化学兵器処理に採用することが決まった処理方法を採用しないのはおかしい」と主張したという。
外務省主導で進められた中国での処理事業は「加熱爆破」方式で、約170億円もの調査研究費がかかっていた。
最終的に処理方法は変更されなかったが、矢野氏の電話攻勢は約1カ月にも及び、入札は予定より1カ月遅れたという。
今年8月、安倍晋三前首相が行った内閣改造で、矢野氏は参院側からの入閣第1候補といわれていた。
本人もその気になり、議員会館の事務所にはモーニングが吊るされ、
詰めかけた報道陣に「電話が来なかったらどうしよう」などと冗談を飛ばしていた。
しかし、冗談は事実となり、永田町では「土壇場でひっくり返ったのは『身体検査』でひっかかったからだろう」
との見方がもっぱらだった。
安倍前首相に「(入閣できなかった)理由があるなら説明してほしい。
理由が分からないと私も後援会も納得できない」と電話で25分にもわたって食い下がった矢野氏だが、
理由は本人が一番よく分かっていたかもしれない。