正職員900人リストラ 社保庁、年金機構移行で
社会保険庁の年金部門の正規職員約1万3000人のうち、約900人は後継組織「日本年金機構」(2010年1月発足)
への再就職を希望しても採用されず、事実上リストラされる見通しであることが19日、社保庁の職員削減計画案で分かった。
社保庁は900人については退職を勧奨し、民間や他省庁などへの再就職をあっせんする方針だが、受け皿が見つからない
可能性もある。勧奨に応じなかった場合は、強制的に退職させる分限免職となる。
計画案は同日、職員の採用方針などを検討している政府の有識者会議「年金業務・組織再生会議」に提示。同会議は今後、細部
を詰めた上で、今月中にもまとめる最終報告に盛り込む方針。
計画案によると、09年1月見込みで年金部門の正規職員は約1万3700人。民間からの採用を除き社保庁にもともといる
職員は1万3100人で、このうち年金機構に正規採用されるのは約9900人。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008061901000645.html