●93歳の女性、1200万円を受け取れず死亡
●社保庁ミスで記載漏れ
これじゃあ故人も浮かばれまい。消えた年金問題は底なしだ。
受給資格がありながら、社保庁のミスによる記載漏れで無年金者とされた35人のうち、
93歳の女性が約1200万円を受け取れずに死亡していた。
民主党の山井和則議員の質問主意書に社保庁が回答して明らかになった。
無年金扱いで約380万円を支給されなかった84歳の女性ら3人が既に死亡していて、死亡者はこれで4人。
生前に受給できなかった総額が1000万円を超えるケースは初めてだ。
「生前に不支給がわかっても、スタッフ不足のせいで、金額が確定してから実際に支払われるまでに、
ものすごく時間がかかってしまう」(社保庁関係者)
93歳の女性は11月上旬に亡くなり、社保庁は11月中旬に慌てて直近5年分の約220万円を遺族に支給。
未払い分は総額確定後に遺族に支払われるというが、年金は生きているうちに必要なものだ。
後から払えばOKという話ではないだろう。
今回のケースは氷山の一角に過ぎない。政治空白が続いているせいで、年金問題の解決がますます遠のいてしまう。
http://news.livedoor.com/article/detail/3932419/