●残業代踏み倒し、この内政干渉はふざけるな!!
ホワイトカラーエグゼンプションが実は米国の要求だったということを書いたが、
要求している「2006年日米投資イニシアティブ報告書」(06年6月)
http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-j20060630-51.htmlを見るととんでもないことが 書かれてあった。「(会社法第821条について)、米国政府は引き続き日本政府に対して、
第821条の速やかな改正を要請するものである」 これって内政干渉でしょ。
日本は日本の事情があるわけで、それを米国が法律を変えろと要求する。ふざけるな!!
逆に米国の法律が日本の在米企業に不利益だからといって、法律を変えろと要求したら
袋叩きになったはず。米国は中国にも要求してみろよ。
さらに労働法制について(P10)、ああしろこうしろとろくでもない要求が羅列されている。
「米国政府は、労働者の能力育成の観点から、管理、経営業務に就く従業員に関し、
労働基準法による現在の労働時間制度の代わり、ホワイトカラーエグゼンプション制度を
導入することを要請した」「米国政府は、労働者派遣法を(略)緩和すべきであると指摘した」
日本の法律を変えろと要求する。これを内政干渉といわずして何というのだろうか。
このホワイトカラーエグゼンプション制度は、日本の労働者にとって不利益以外の何ものでもない。
米国は不当労働行為があれば高額の損害賠償の訴訟を起こせるが、今でも日本の労働者は
残業代も踏み倒されて泣き寝入りしているのに、高額の訴訟もできない日本では、
このホワイトカラーエグゼンプション制度が導入されたら、過労死するしかない。
要は富士火災の手取り2万円の社員になってしまうということだ。
米国の要求は、正社員の派遣社員化であり、受け皿になる派遣法も企業に有利なように
改定を要求している。 ほんと小泉・自民が国賊だとよくわかる。全部、小泉以前に戻せ!!
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=429793&log=20070102