岐阜駅前のゆかりタワーと幽霊屋敷こと野田ぱるる

このエントリーをはてなブックマークに追加
1無党派さん
週刊ポストにからの記事より抜粋

二人の地元岐阜市では、佐藤氏による“聖子包囲網”が敷かれ、野田氏は窮地に立
っている。その力関係を象徴するのが、JR岐阜駅周辺の光景だ。現在、駅前には43階
建ての『岐阜シティータワー43』(07年秋完成予定)を中心に、いくつもの再開発が計
画され、古い建物の取り壊しが進んでいる。

その原動力が佐藤氏だ。“ゆかり派”の早田純一・岐阜市議が胸を張る。
「あのタワーは昨年の総選挙の時に計画がつぶれかけたんです。当時、全国知事会会長だ
った岐阜の梶原拓知事が地方への財源移譲問題で小泉首相に反対したことから、国の補助
金13億円を予算に組み込んでもらえなかった。」

「そこで、当選したばかりの佐藤さんに頼んで武部幹事長にお会いし、復活してもらった。
それから弾みがついて事業は大成功です。この再開発で1000億近いお金が動く。そのき
っかけをつくってくれたのが佐藤さんです。まさに、《ゆかりタワー》というわけである。

対称的なのが駅から見てシティータワーの手前にポツンと残る5階建ての『は・る・るプラ
ザGIFU』こちらは野田氏が郵政大臣時代に総事業費106億円をかけて建設され、一
階では野田氏の有力後援者がレストランを経営するなど地元で《聖子ビル》として知られ
ていた。

だが、いまや郵政民営化に伴う不採算事業見直しで閉鎖され、岐阜市が9億6千万円で買
い取る予定だ。威容を誇る建設中の《ゆかりタワー》とは逆に、《聖子ビル》の玄関には
板が打ち付けられて近づく者もいない。