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無党派さん:
知事選候補調整に自民党県連なお難航(2006年12月15日 読売新聞)
前知事の安藤容疑者の辞職に伴う出直し知事選(来年1月4日告示、21日投開票)で
14日、県議会会派の自民党(32人)が候補を元経済産業省課長の持永哲志氏(46)1人に絞り込んだ。
一方で、自民党と友好関係にある経済10団体はこの日も候補者を一本化できず
、同党県連が推薦候補を決定するまで、なお調整は難航しそうだ。
会派自民党の投票は、6人のうち、出馬の意向確認ができた3人を対象にした。永友一美会長は、
得票結果は明らかにしなかったが、「会派の一致した見解として、持永氏の推薦を決めた」と会派の結束を強調。
持永氏に投票した議員は「官僚経験のある持永氏は、中央とのパイプがある。退職後は県内を回っており、
県内事情にも明るい」と推薦する理由を説明した。永友会長はこの結果を自民党県連に報告。
県連の川添睦身会長は「(持永氏推薦は)一会派の決定として受け止める」と慎重だった。
県連は同日、役員会を開き、18日に個人の推薦願を締め切り、19日の選対委員会で推薦候補を
正式決定することを決めた。その後、JA宮崎中央会や県森林組合連合会、県医師会などの
経済10団体の代表者から意見を聞き、候補者の一本化を要請した。
10団体はこの日午前、推薦候補を巡って協議していた。8人の名前が上がり、持永氏のほか、
県議会議長の坂元裕一氏(58)、林野庁長官の川村秀三郎氏(57)ら4〜5人に絞り込んだという。
しかし、県連から一本化の要請を受けて再協議することになった。
JA宮崎中央会の横山勉会長は「10団体は自主的な候補選定を進める。持永氏になるのか、
別の候補になるかは、わからない」と話した。
一方、立候補に意欲を示している坂元氏は「県連の選考過程を見極め、態度を決めたい。
持永氏に一本化した場合は、県連の決定に従う」。川村氏は「(出馬を)検討中であることに変わりはない。
持永氏推薦の経緯を聞いて、判断材料にしたい」と話した。
知事選へ出馬が取りざたされている参院議員の松下新平氏(40)(無所属)は、「持永氏が幅広い支持を集め、
官製談合の排除に取り組むのなら、私が立候補する大義はない」と語った。