●新政権誕生で「外相」返り咲き狙う安倍前首相
●本人は麻生支持拡大に必死
「エッ、ホント? 何も聞いてないよ!」
福田首相が政権を投げ出した夜。都内で宴会に出席していた安倍前首相の耳に「福田辞任」の情報は、何ひとつ事前に届いていなかった。
しかも、宴席の相手は政界関係者ではなく、みのもんた……。
ほんの1週間前まで、完全に政権中枢の“カヤの外”にいた安倍が、福田辞任をキッカケに俄然、本格的な復権へと動き出している。
「麻生支持に回った安倍氏は陣営拡大にシャカリキになっています。
ケータイ片手に、石原氏や小池氏の支持に回った若手議員に電話をかけまくり、
『アンタ、それでいいのか』『大変な目に遭うぞ』と切り崩している。とても首相経験者とは思えない。
あまりの必死な形相に『麻生が首相になったら、安倍外相になるらしい』との声まで聞こえてくる。
福田首相に自分の在任期間を超されなかったことが、よほどうれしいらしく、ハイになっています」(自民党関係者)
しかし、突然の辞任劇から、たった1年。みそぎを済ませるには、まだ早いはず。しかも、KYぶりは相変わらずだ。
「派閥に戻った安倍は、今やオーナーの森元首相に、いいように使われています。
“ポスト福田”に麻生を推している森にすれば、安倍は麻生との“パイプ役”程度にしか思っていない。
それも分からず、手のひらで転がされている安倍は、やっぱり甘チャンです」(政界関係者)
安倍は町村官房長官から「ご自身のお考えを若い方に語るのは結構なことだ」と、町村派内の麻生支持を広げるよう求められたという。
まるで、パシリ。福田内閣の支持率が下がり始めた時、「ぼくの出番が近づいているようだ」と周囲に語っていたという安倍前首相。
自民党内に誰か注意する人間はいないのか。
http://news.livedoor.com/article/detail/3818751/